新製品開発改良促進事業補助金でイチゴの茎棒茶商品化へ

 

茶のみ仲間と石川県立大は、イチゴの茎を使った棒茶の商品化に乗りだしました。


農作物の栽培過程で捨てられる部位を有効活用する取り組みです。

金沢市の補助金を活用して共同研究を進めています。

イチゴ特有の甘酸っぱい香りを生かしながら、普段使いできる優しい風味の棒茶に仕上げ、2022年秋ごろの発売を目指しています。

イチゴの栽培は通常、親株から子株を増やす方法が用いられています。

親株と子株の間は茎状の器官「ランナー」でつながっており、株分け後は廃棄されています。

天然資源の有効活用を研究テーマとする、石川県立大生物資源環境学部の関口光広講師が焙煎することで香りが良くなるランナーに着目しました。

農業廃棄物の減少と農家収入の向上に役立てようと、独創的な商品開発に定評のある「茶のみ仲間」の西上寛社長に共同研究を提案しました。

棒茶はランナーを乾燥、焙煎した「茶葉」から抽出します。

共同研究では、乾燥、焙煎、袋詰めなどの工程を経てもイチゴの風味が残るように最適な乾燥時間や焙煎温度、棒茶に適した品種などを検証しています。

ランナーを安定的に確保するため、事業に協力する生産者の確保も進めています。

焙煎した茶葉を粉末化し、加工用に用いることも検討しています。

商品の付加価値を高めるため、含有成分の分析や機能性評価も行います。

共同研究費の一部には金沢市の「新製品開発・改良促進事業」補助金を充てます。

茶のみ仲間の西上寛社長は「香料を使っていないので、イチゴ本来の優しい香りを堪能できる。試作を重ね、さまざまな場面で楽しめる商品を完成させたい」と話してくれました。


株式会社 茶のみ仲間

代表者 西上寛(Hiroshi Nishiue)

創業 平成24年6月21日

所在地 〒921-8171 石川県金沢市富樫2丁目8-24

電話番号 076-227-9400

FAX番号 076-227-9924

事業内容 食品、雑貨の製造および販売

直営店舗 日本茶のある暮らしのお店 茶のみ(本社所在地に同じ)

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