二ツ目昇進春風亭昇りんさん


春風亭昇りん(本名・須貝孝広)さんが4年間の前座修業を経て二ツ目に昇進しました。


春風亭昇りんさんが所属する落語芸術協会などによると山形県出身落語家の二ツ目昇進は約36年ぶりという事です。

春風亭昇りんさんは、上山明新館高から東京農業大に進み、在学中は落語研究会に所属していました。

落語家を目指すつもりはなく、卒業後は2年ほどフリーターをしていましたが、この時、久々に見た落語が人生の転機となりました。

学生時代とは異なる面白みを感じ、一年の半分以上寄席に通っているうちに落語家になる夢を抱きました。

多くの師匠がいる中で、新作落語のうまさや高座の明るさなどで輝きを放っていた春風亭昇太さんの弟子になろうと決意しました。

劇場前で出待ちして直談判を何度も重ねました。

半年がかりで入門の許しを得て、テレビ番組「笑点」でおなじみ春風亭昇太師匠の8番目の弟子となりました。

師匠に選んでもらった「昇りん」の名は実家のリンゴ農家にちなんでいます。

出囃子の太鼓や着物のたたみ方などを身に付ける数カ月の見習いを経て楽屋入りし、そこで4年間、前座修業を重ねてきました。

高座で紋付き羽織・はかまを着用することや、自分で落語会を開くことなどが許される二ツ目は、落語家として独り立ちしたとみなされる地位になります。

春風亭昇りんさんは「自分がやりたい新作落語は、二ツ目になって初めて寄席で披露することが許される。それがかない、ものすごくうれしい。半面、これからは自分で腕を磨き、自力で売り込まなければ仕事は入ってこないという厳しい世界のスタートラインでもある。全国を回って独演会を開き、多くのお客さんに笑いを届けている師匠のような落語家に早くなれるよう精進したい。」と話してくれました。

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