敦賀名物屋台ラーメン、まごころ、おかや

福井県敦賀市の国道8号沿い本町アーケードに日が暮れると2軒の屋台ラーメンが姿を現します。


県外から足を運ぶファンもいるほどの敦賀名物になっています。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛で客が激減し、苦境に立たされています。

1軒は休業中。

もう1軒は頑張って営業を続けています。

店主の高齢化や原発の廃炉決定で街にかつての活気はなくなっていたところに新型コロナが敦賀名物屋台ラーメンに追い打ちを掛けています。

敦賀観光協会によると、屋台ラーメンは50年以上前にJR敦賀駅前近くで始まりました。

駅の利用客や鉄道職員などでにぎわいました。

その後、トラック輸送が盛んになると、国道8号沿いに場所を移して木の芽峠越えに挑むトラック運転手の腹を満たしていました。

全盛期は20軒弱の屋台が国道沿いに並んでいました。

歓楽街の本町が近いこともあって飲酒後の原発作業員や関係者も屋台に通いました。

しかし近年、付近の原発の運転が止まると原発関係者の姿が減り、店主の高齢化で閉じる店が急増してしまいました。

今年に入って店を構えるのは2軒だけになりました。

赤ちょうちんをともして客を待つ一軒の屋台「まごころ」の店主、古井政美さんは「お客は十分の一に減った。多い日には150杯ほど注文があったが、この日は午後7時から8時間ほど店を開けて20杯弱。原発関連会社がノー残業デーになる水曜日は客入りが良いんだけど、今日も全然だめだ。店は赤字だが、わしらはその日に稼がなくては飯が食えない。しばらくは営業を続けるが、これが続くようだと厳しい」と話してくれました。

現在休業している屋台「おかや」は、いつもは駅近くで営業していました。

おかやの店主の岡田義雄さんは肺に持病を抱えており「コロナをもらったらと思うと、店に立つのが怖い。観光客が圧倒的だが、外出自粛の呼びかけで客は三分の一に落ち込んだ。生活を考えればそう長くも休んではいらず、もうそろそろ限界で再開を考えざるを得ない。現金給付の支援があれば、安心して休めるのに」と話してくれました。

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