たかきびキーマカレー、マイルドな口当たり

静岡県浜松市天竜区水窪町の地域活性化に取り組む静岡県立藤枝北高等学校の食品サイエンス部が、水窪町産の雑穀タカキビとイノシシ肉を素材にした「たかきびキーマカレー」を作り、町内で売り出しています。

食品サイエンス部は水窪の伝統食である雑穀の健康効果に着目し、町おこしに生かそうと特産品の開発を進めています。

タカキビはもちもちした食感で食物繊維が豊富です。

イノシシ肉も低脂肪、高タンパクという特長があります。

２年前から試作を重ね、部員が手掛けた甘酒も使ったマイルドな口当たりのレシピを考案しました。

パッケージには、イノシシの子どもの三兄弟をイメージしたかわいらしいキャラクターデザインを取り入れました。

食品サイエンス部は在来種のジャガイモ「水窪じゃがた」を使ったカレーも作り、収穫期の六月から「じゃがたカレー」として売り出します。

ほかにトウガラシを使ったカレーを加えて、三種類をそろえる計画です。

たかきびキーマカレーは町内の物産直売施設「塩の道 国盗り」など三カ所で一袋５００円で販売しています。

今後は藤枝市内でも売り出すことを検討しているそうです。

静岡県立藤枝北高等学校の食品サイエンス部は「水窪の在来作物でオンリーワンの商品を目指したい」と新たな商品づくりも進めています。