金沢市営医王山スキー場一日も営業できず

金沢市営医王山スキー場は記録的な少雪の影響で今シーズンの営業を断念しました。

これからリフトの取り外し作業を行います。

一日も営業できなかったのは、金沢市スポーツ事業団が管理運営するようになった１９８４年以来、初めての出来事です。

今季は２月上旬にまとまった雪が降って３０センチほどの積雪がありましたが、営業に必要な６０センチには及びませんでした。

３月１１日現在で積雪は０センチ。

金沢市スポーツ事業団によると、これまでの最短営業は１９８８～８９年シーズンで、１９８９年２月５、６日に営業した２日間。

大雪に見舞われた２０１７～１８年シーズンは３２０６５人が来場し、６２日間営業しました。

少雪だった２０１８～１９年シーズンでも来場者は１３７４５人で、営業日数は２６日間でした。

南野勇一事務局長は「天候次第なので仕方ないが、ここまで降らないとどうしようもない。小さい子どもたちがたくさん来ていたので、その姿が見られないのは寂しい限り。来シーズンこそは営業できるぐらい降ってほしい」と話してくれました。

金沢市営医王山スキー場は「市民ゲレンデ」として１９５９年にオープン。

金沢市スポーツ事業団の管理運営が始まった１９８４年にファミリーリフトが設置され、傾斜が緩やかで初心者や初級者の練習に適しており、家族連れが多く利用しています。



医王山スキー場

住所 石川県金沢市俵町テ甲２１番地

TEL 076‐229‐1947

FAX 076‐229‐0209

営業時間 午前8時30分～午後4時30分

※天候によって短縮する場合があります。

営業期間 12月下旬から3月上旬まで（積雪による）

駐車場 500台