敦賀きらめき温泉リラ・ポート休業

福井県敦賀市は、敦賀市議会が指定管理に関する敦賀市の対応などを調査している敦賀市高野の温浴施設「敦賀きらめき温泉リラ・ポート」を５日から休業することを発表しました。

営業再開は未定です。

敦賀市によると、１月３１日、指定管理者の浜名湖グラウンドゴルフパーク（浜松市）から１月末の取り引き業者に対する支払いが苦しく、運営が困難であるという理由から、営業を一時停止する旨の申し出がありました。

敦賀市は一日付の文書で
・利用者への休業の周知
・敦賀市への休業期間および理由の報告
・支払いなどの利用者らへの対策
・速やかな業務の再開
を指導しました。

浜名湖グラウンドゴルフパークは、前指定管理者が撤退した２０１７年７月から施設を運営してきました。

２０１９年６月、前指定管理者から適正な引き継ぎがされておらず、経営が逼迫しているとして、調査を求める陳情書を敦賀市議長に提出しました。

敦賀市議会に調査特別委員会（百条委）が設置され、調査が続いています。

副市長らの証人尋問を予定しています。

一方、敦賀市は浜名湖グラウンドゴルフパークに対して滞納している入湯税の支払いを求めており、定例会見で渕上隆信市長は新年度の契約について「条件によっては結ばない」と発言しました。

今月末をめどに契約更新について判断する方針です。



敦賀きらめき温泉リラ・ポートは、市民の健康増進などを目的に、原発関連の交付金２４億円を含む３６億円をかけて２００２年１２月にオープンしました。

敦賀市の直営でしたが、開業以来赤字が続き、年間約１億円を一般会計から補てんしていました。

経費削減やサービス向上のため２００９年度に指定管理者制度を導入しました。