ドングリおじさん沢越健さん

保育園に匿名で自作のドングリのおもちゃを寄付し続け、「ドングリおじさん」と親しまれてきた沢越健さんが今年で活動を終了します。


子どもたちに喜んでもらいたい一心で続けてきましたが、年齢を重ねる中で体力的に厳しくなり決断されました。

沢越健さんがドングリのおもちゃの寄付を始めたのは4年前です。

近くの公園を散歩中、道端に転がっているドングリを見てもったいないと感じ、何か有効活用できないだろうかと考えたのがきっかけでした。

初めのうちは自宅近くの保育園数カ所を自転車で回り、ドングリで作ったコマなどを贈っていましたが、毎年同じものでは芸がないと思いドングリ工作を一から勉強しました。

こけしやリス、チョウなど種類を年々増やしました。

せっかく作るんだったら市内すべての子どもたちに届けようと考え、2年ほど前からは春日井市保育課を通じて春日井市立の全29保育園に届けてきました。

ドングリのおもちゃは、毎年9月中旬から10月いっぱいをかけて製作します。

ドングリは主に朝宮公園で拾ってきたものを使用します。

冷凍庫で4日間寝かせた後、一つ一つドリルで穴を開けて、つまようじを刺して2個をつなぎ合わせます。

1日の製作数は30~40個ほど。

沢越健さんは、幼稚園から送られてきたお礼の手紙や写真を見ながら「感謝されるために続けてきたわけではないが、子どもたちが喜んでくれるのはやっぱりうれしい。誰か手伝ってくれる人がいれば、本当は続けていきたいんですよ」と話してくれました。

春日井市保育課の担当者は「ドングリのおもちゃは園児たちに大変喜ばれ、匿名で活動してきた沢越さんは親しみを込めて「ドングリおじさん」と呼ばれていた。今年で活動を終えるのは残念でならない」と話しています。

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