タマネギ染め

全国唯一の玉葱神社がある兵庫県南あわじ市阿万地区の女性たちが特産タマネギの皮で染めたストールやコースターなどを販売しています。

観光客に大人気です。

商品を置いている観光施設などでは「高い商品から売れている」といい、女性らは仕事の合間を縫って手作りに追われています。

人口減少が進む中、女性たちの「タマネギ染め」が阿万地区に活気をもたらしています。


阿万地区自治会女性部が2016年11月から新たな特産品「阿万ブランド」作りに着手。

南あわじ市阿万上町の亀岡八幡宮内にある玉葱神社にちなみ、タマネギの皮による染色ができないか研究を始めました。

地元の青果店から提供されたタマネギの薄皮を使用。

鍋に入れて煮出し、布でこして原液を作ります。

その原液に水を加えて染め物を煮出す「染色」と、ミョウバンや鉄などで作った媒染液に染め物を浸す「媒染」とを繰り返し、形を整えて干せばタマネギ染めの布が完成します。

最初の作品はTシャツ。

タマネギ色の生地に黒字で「阿万かえる Return to change」と記し、地区内外のイベントで各団体のメンバーが着込んで阿万地区をアピール。

その後は地域の女性が、それぞれ得意分野を生かして、がま口財布に仕立てたり、ペットのアクセサリーを手作りしたりと商品の幅を広げ、現在は常時10~15種類があります。


うずの丘大鳴門橋記念館とホテルニューアワジプラザ淡路島に売り場を設けてもらい、販売を開始しました。

当初は安いものしか売れないだろうと考えていましたが、数千円するコットンシルクのスカーフなど高価な品から売れました。

女性らは仕事がない日曜日などに集まって月1度程度の染色作業をしていますが作っても作っても売れてしまうとうれしい悲鳴を上げています。

女性部の蔭山順子部長は「タマネギ染めを通して、阿万以外の地域にも女性パワーをアピールしたい」と話してくれました。

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