ぜぇーごや閉店

道の駅輪島ふらっと訪夢前の青果店「ぜぇーごや」が15年の歴史に幕を閉じました。

憩いの場としても地域から愛された店を干場静雄さんと光江さん夫婦で守ってきました。


干場静雄さんは、旧輪島駅発着のバス運転手やダイヤ管理などをしていました。

2004年に定年退職されました。

鉄道穴水-輪島間が廃線になり輪島駅前は人の往来が少なくなりました。

旧輪島駅前の空き区画となっていた元切符売り場だった空き店舗に店を構えました。

店名は地元の方言で「田舎」を意味し、田舎のように誰もがのんびりできる場所になることを願い命名しました。

正月とお盆を除いて年中無休。

安価で新鮮な地元野菜を買い求める客だけでなく、明るい人柄の夫婦と会話を楽しむために訪れる客も増え、地域にとって欠かせない場所になっていました。

知人からどこかに空き店舗がないか相談を受けたことを機に店の場所を譲ることを決断しました。

迎えた最終日。

店じまいの準備のため、店にある商品はごくわずかでしたが、名残を惜しむ常連客が続々と来店しました。

いつものように夫婦と会話を弾ませましたが、店を出る時は「会えなくなるのは寂しい」「元気でね」と別れを惜しんでいました。

干場静雄さんは「あっという間の15年。みんなにありがとうと言いたい。もうけなんて考えなかった。ただ駅前が盛り上がればいい。今は実感がないけど、やっぱり寂しくなると思う。すごい思い出はないけど、毎日みんなが会いに来てくれたことが大切な思い出。みんながいたから、ここまで続けることができた」と話してくれました。

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