クジラ救助 水上バイクで沖まで誘導

12月2日午前8時ごろ、沖縄県石垣市川平の底地ビーチ付近の浅瀬に小型のクジラ1頭が打ち上げられているのを石垣島シーサイドホテルの従業員が発見しました。

クジラは、イルカ&クジラ救援プロジェクトの安田雅弘代表や石垣島シーサイドホテルの従業員が連携して救助し、午後3時ごろ、沖に帰しました。

打ち上げられたクジラは、体長約2・5メートルで、若いコマッコウかオガワコマッコウとみられています。

ダルマザメにかまれた跡があることから、サメに襲われて浅瀬に迷い込んだ可能性があります。

岩場やサンゴ礁にぶつかったのか、頭や腹にたくさんの切り傷も残っていました。

発見した従業員は、ロープで何度か引っ張り沖合に帰そうとしましたが、そのたびに浅瀬に戻ったということです。

干潮で潮が引くと、体にホテルのタオルをかぶせ、衰弱しないよう面倒をみました。


その後、連絡を受けたイルカ&クジラ救援プロジェクトがクジラを落ち着かせ潮が満ちてきたのを見計らって水上バイクで沖まで誘導しました。

イルカ&クジラ救援プロジェクトの安田雅弘代表は「イルカやクジラは打ち上げられても誰も気付かず死んでしまうことが多い。今回はホテルの人が早めに見つけ、対処してくれたのが良かった」と話してくれました。

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