トロバス里帰り出発式
立山黒部アルペンルートの関電トンネルで2018年まで運行したトロリーバスを保存する長野県大町市の事業で、最後の1台を大町市へ運ぶ「トロバス里帰り出発式」が、富山県高岡市で行われました。
補助バッテリーを使ったデモンストレーション走行をした後、車体をトレーラーに載せ、両市の関係者が手を振って見送る中出発しました。
トロリーバスは夜間に輸送し大町市に到着しました。
点検や塗装をし直して、扇沢駅(大町市)近くの扇沢総合案内センター前に設置されます。
10月中の公開を目指しています。
トロリーバスは1964年から54年間、黒部ダム駅(立山町)―扇沢駅間を走っていました。
全15台あった車両は解体されることになっていましたが、鉄道愛好者の自営業善光孝さんらの要望で1台が残されていました。
これを保存しようと大町市が呼び掛け、インターネットで資金を募る「クラウドファンディング」で485人から646万5千円が寄せられました。