スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)水田で見つかる

スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)が三重県亀山市川崎町の水田で見つかりました。


体長5~8センチに成長するジャンボタニシは南米原産です。

1980年代に食用として日本に持ち込まれました。

柔らかな葉を好み、若い苗を食い荒らす食害を引き起こします。

現在は植物防疫法に基づく有害動物に指定され、輸入は禁止されています。

スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)が亀山市川崎町の乳母地区で大量発生しているのが見つかったのは今年の六月頃です。

地元の徳原営農組合の組合員があぜ道に産み付けられたピンク色の卵に気付きました。

インターネットで調べたところ、ジャンボタニシと判明しました。

調査を進めたところ、組合が管理する計2000アールの水田のうち、50アールに及ぶ4枚の田んぼで多くの個体が確認されました。

四日市鈴鹿地域農業改良普及センターによると、亀山市での大量発生の事例は少なくとも三年間は確認されていません。

近隣では鈴鹿市の白子地区や磯山地区で、数年前からジャンボタニシによる食害を確認しています。

三重県病害虫防除所が三重県内の水田を抽出調査したところ、六月時点で約9・7%の水田でジャンボタニシの生息が確認されました。

暖冬の影響で、寒さに弱いジャンボタニシが生き延びたとみています。

徳原営農組合では、苗がある程度育ったころに個体数が増えたとみられ、食害は確認されていません。

今年の収穫に大きな影響はないものの、来年の稲作に被害を及ぼすおそれがあります。

既に大量発生が確認されている松阪市では、来年以降の大量発生の予防のために散布する石灰窒素の購入経費の一部を補助する制度を設けています。

亀山市は市内での状況を把握し、他の自治体の対応について情報を集めた上で、今後の方向性を考えるとしています。

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