勝興寺国重要文化財経堂保存修理工事完工
勝興寺で進められている平成の大修理で国の重要文化財である経堂の保存修理工事が完工しました。
解体調査で瓦屋根が江戸時代の創建時はこけら葺きだったことが判明し、杉材の美しいこけら葺きに復元されました。
経堂は、幅と奥行きが9・4メートルの宝形(方形)造りです。
頂部の火炎宝珠までの高さは約15メートルあります。
内部には経巻を納めている極彩色の八角輪蔵が設置されています。
工事は、勝興寺文化財保存・活用事業団が2017年6月、3カ年継続事業として着手しました。
屋根をこけら葺きにしたほか、土台となる礎石を据え直しました。
八角輪蔵の欠損していた装飾、擬宝珠を新調し、火炎宝珠などを補修しました。
正面入り口の外扉も復元し、看板の扁額、転輪蔵を塗り直して文字がはっきりと分かるようにしました。
内部に鉄骨骨組みを設置して耐震補強しました。
平成の大修理は1998年の本堂の保存修理から始まりました。
2020年度までの23年間で、大広間、式台、書院・奥書院など重文に指定されている12棟のすべての修理を終えます。
太鼓で時刻を知らせた「鼓堂」の修理は今秋に完工します。
総門は2020年度内に完了する見込みです。
勝興寺文化財保存・活用事業団の高田克宏専務理事は「こけら葺きになったことで屋根の美しい反りや曲線がよみがえった。大修理も残すは鼓堂と総門。日々きれいになっていくのを見ていると、全体の完成が楽しみ」と話してくれました。
勝興寺
住所 〒933-0112 高岡市伏木古国府17番1号
電話 0766-44-0037
FAX 0766-44-0210
解体調査で瓦屋根が江戸時代の創建時はこけら葺きだったことが判明し、杉材の美しいこけら葺きに復元されました。
経堂は、幅と奥行きが9・4メートルの宝形(方形)造りです。
頂部の火炎宝珠までの高さは約15メートルあります。
内部には経巻を納めている極彩色の八角輪蔵が設置されています。
工事は、勝興寺文化財保存・活用事業団が2017年6月、3カ年継続事業として着手しました。
屋根をこけら葺きにしたほか、土台となる礎石を据え直しました。
八角輪蔵の欠損していた装飾、擬宝珠を新調し、火炎宝珠などを補修しました。
正面入り口の外扉も復元し、看板の扁額、転輪蔵を塗り直して文字がはっきりと分かるようにしました。
内部に鉄骨骨組みを設置して耐震補強しました。
平成の大修理は1998年の本堂の保存修理から始まりました。
2020年度までの23年間で、大広間、式台、書院・奥書院など重文に指定されている12棟のすべての修理を終えます。
太鼓で時刻を知らせた「鼓堂」の修理は今秋に完工します。
総門は2020年度内に完了する見込みです。
勝興寺文化財保存・活用事業団の高田克宏専務理事は「こけら葺きになったことで屋根の美しい反りや曲線がよみがえった。大修理も残すは鼓堂と総門。日々きれいになっていくのを見ていると、全体の完成が楽しみ」と話してくれました。
勝興寺
住所 〒933-0112 高岡市伏木古国府17番1号
電話 0766-44-0037
FAX 0766-44-0210