府玻杏さんブルーベリーで染めた法被作品

府玻杏さんがブルーベリーの実で染めた法被の作品作りに取り組んでいます。

食用には出荷できない規格外の果実を活用し、地元ブルーベリー農家らが開発した染料を使っています。


工房で仕上げにかかった府玻杏さんは、これから法被の形に仕立てる幅39センチ、長さ8メートルの綿布の染め上がりを確認しました。

淡い紫色を背景に、ブルーベリーの果樹をデザインしたイラストが映えます。

染料は、約130軒の農家がブルーベリーを栽培する石川県能登町で農園を営む平美由記さんが開発を企画しました。

食用として出荷できない果実を活用し、北陸先端科学技術大学院大と協力して完成させました。

地元ゆかりの芸術家に使ってもらい作品を生み出せないか、との思いの中、共通の知人だったウェブデザイナー辻野実さんを介し府玻杏さんと出会って今回の制作が実現しました。

府玻杏さんは「里山の恵みや祭りといった古里の魅力を作品にぎゅっと詰め込みました。普段使う化学染料と違って、室温や湿度の変化で色が微妙に変わる難しさがありました。でもその分、柔らかくて優しい色合いにできあがりました。創作のルーツにはいつもどこかに古里の風景や文化がありました。離れて改めて分かった海や空の色の美しさや人間くささといった、能登のいいところに思いをはせてもらえたら」と話してくれました。

府玻杏さんは、金沢市の金沢卯辰山工芸工房で研修中です。

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