鉄道愛好家山田司さん名鉄車輌図鑑発行

鉄道愛好家山田司さんと日本車両製造で車両デザインに携わった近藤克実さんが名古屋鉄道の車両をイラストや文章で解説した「名鉄車輌図鑑」を発行しました。

山田司さんは物心ついたときからの鉄道ファンです。

沿線だった名鉄瀬戸線を中心に中学二年から写真を撮るようになりました。

その中でさまざまな鉄道愛好家の知人ができ近藤克実さんとも知り合いました。

近藤克実さんが車両のイラストを描きためていたのを知っていた山田司さんが出版社に企画を持ち込みました。

近藤克実さんがデザインを担当していないものも含めて1970年代から現代までの主立った車両を型式ごとに掲載しました。

イラストは車両の正面と横からの外観に寸法が入り、車両下部の床下機器なども詳細に描かれていることから模型を作りたい人にも役立ちます。

山田司さんが鉄道愛好家として車両のデザイン変更などの疑問を近藤さんにインタビューした記事も掲載しています。

車両デザインの担当者だからこそ語れる秘話を聞き出しており楽しめる内容となっています。


山田司さんは「鉄道ファンでなくても車両の細かな違いがわかり、日常の足を知るきっかけになる。名鉄は私鉄としては車種が豊富で、地元だけでなくても好きな人が多い。おらが鉄道の意識が強いと思う。本を読んだ人から『子どものころに乗った車両が載っていた』と懐かしむ声が届いている。いつも使う電車や、かつて使っていた電車のことを少しでも知ってもらえれば」と話してくれました。


名古屋鉄道(名鉄)は、名古屋を中心に愛知・岐阜両県にまたがる15路線444.2kmの鉄道事業を行なう、国内第3位の規模を持つ私鉄です。

旅客車輌は1,068輌(国交省鉄道局 鉄道統計年報平成27年度)を有しますが、首都圏や関西圏の大手私鉄とは異なり、編成単位が小さいことに加え、路線環境や輸送形態が多岐にわたることからも車輌のヴァリエーションが豊富なことは大きな特徴です。

この名鉄の電車は歴代そのほとんどが、地元に本社や工場を持つ日本車輌製造(以下日車)によって作られてきました。

本書は、1970年頃から2010年頃までの概ね40年間に名鉄で活躍した、日車製の車輌を精密なイラストでご覧いただくものです。

イラストの作者である近藤克実氏は長年、日車で名鉄をはじめいくつもの民鉄の車輌デザイン業務に携わって来られ、その経験や観察眼、プロの拘りで描き上げられたイラストは、眺めて楽しいだけでなく、写真でも果たし得ない資料的価値を持つものといえましょう。

コンテンツ

◎車輌図鑑:一般車編、特急車編、600V車 電気機関車 荷物電車編

◎コラム:2010年以降の「新顔」たち、日車製以外の名鉄車たち、7000系保存車

◎元日車デザイナー&本書イラスト作者インタビュー 近藤克実さんに聞く

タイトル:名鉄車輌図鑑

定価:2800円+税

発行年月日:2018年7月20日

978-4-7770-2175-8

お問い合わせ

担当部署:ネコ・パブリッシング カスタマーセンター

連絡先:04-2944-4071

このブログの人気の投稿

大久保祐映さん119番電話しても救急車出動せず 怒

仙台市場でつくった牛タン笹かまぼこ黄金焼!旨い!

なやみ言おう24時間いじめ相談ダイヤル0570-0-78310