外国人を仲間として受け入れてほしいと訴え、よこはま国際フォーラム

阪神大震災と東日本大震災で被災した2人の外国人女性が互いの経験を語り合うイベントが横浜市内で開かれました。

日本語が理解できない仲間たちを支援するため、それぞれの被災地で奔走した共通の経験を持つ2人。

日本人とともに活動する地域社会の担い手として「外国人を仲間として受け入れてほしい」と訴えました。

国際共生や国際協力を学ぶイベント「よこはま国際フォーラム2013」の一環で横浜市中区のJICA横浜で開催。

横浜市国際交流協会とNPO法人多文化共生マネージャー全国協議会が主催。

国際結婚でフィリピンから宮城県南三陸町に嫁いだ佐々木アメリアさんは、東日本大震災の津波で自宅を失いました。


同様に被災した仲間のフィリピン人女性たちは言語で苦しんでいました。

「日本語が理解できないことは外国人にとって大きな壁。情報があれば救われる命がある」。

2カ月半過ごした避難所で通訳ボランティアを買って出ました。

現在は、日本語教室を主宰し、女性たちが働けるようにホームヘルパー資格の勉強会も開いていると紹介しました。

阪神大震災で神戸市内の自宅で被災したペルー出身の大城ロクサナさんは避難の呼び掛けで唯一聞き取れた日本語が「津波」。

日本語が分からない不安のなか避難所で2カ月間を過ごしました。


「帰国したかったが、避難所でみんなを見て一緒に乗り越えたいと思うようになった」。

ラテン系外国人を支援する側として地域FM局でスペイン語番組を担当、インターネットなどでも情報発信を続けています。

イベントには県営いちょう団地(横浜市泉区)で多言語防災チームを組織したベトナム出身のグェン・ユイ・ニャンさん(22)も参加。

「東日本大震災ではベトナム語で地域情報を伝えた」との成果を披露し、地域社会への外国人の参加が着実に進んでいることが報告されました。

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