大西功さん、故郷で第二の人生

福知山高校卒業後、大西功さんは大手化粧品メーカー・資生堂の福知山販売会社で５年勤務し２３歳で大阪へ異動。

その後引っ越しすること１３回。

香川、鳥取、福岡・北九州、埼玉など各地を転々としました。

東京勤務で定年を迎え福知山に実家がある妻・靖子さんの母が高齢になったため２００３年にＵターン。

埼玉での暮らしが長く長男、長女は関東に生活の場を持っていたため子どもたちの近くで暮らそうとも思いましたが、古里への思いが強かったこともあり福知山に戻りました。

便利な都会での生活を捨て福知山で暮らすことに特段の不安はなかったが「営業一筋だったため手に職はなくＵターン後、何をしようか」という点だけが気がかりだったそうです。

しかし、福知山に還暦野球があることを知り「やってみたい」と少し希望が見えました。

自身も福知山高校時代に野球部だったからです。

その希望に向けて年相応になっていた体つきを引き締めようとスポーツジム通い。

還暦野球・福知山倶楽部に入部し週３日、野球漬けの毎日を過ごしています。

審判も引き受けるそうです。

営業マンだったころは常に販売ノルマを背負い商談に汗を流しました。

家に帰るのが深夜０時を超えることもありました。

そんなとき、子どもを連れて帰省した古里では仕事のことが忘れられ英気を養うことができたそうです。

都会の交通の便の良さなどには魅力を感じています。

しかし、福知山へ戻り野球を通じた仲間づくりに感謝。

さらに、級友たちとの付き合いが復活し古里に帰って良かったと考えています。