十輪寺で盗まれて行方不明だった仏像が地蔵堂に戻る

十輪寺で2019年4月に盗まれて行方不明だった仏像が九カ月ぶりに寺の地蔵堂に戻ってきました。


無事の帰還を祝う「安座式」が営まれ、檀家や住民ら約40人が涙を流して喜びました。

戻ってきた仏像は高さ77センチでヒノキ製。

十輪寺は普段無人で、地蔵堂は通常、施錠されています。

約25人の檀家が持ち回りで毎週日曜に境内の掃除をしていますが、地蔵堂の開帳は年に1度だけです。

檀家らによると、盗難が分かったのは2019年8月23日。

年に一度開帳される「地蔵盆」で近所に住む檀家らがお供えをして錠が壊れていた地蔵堂の扉を開けたところ、中はもぬけの殻でした。

住民らはすぐに豊橋署に被害届を出し、地蔵堂には仏像の写真を飾って帰還を願いました。

その後、豊橋署などが建造物侵入と窃盗の疑いで40代の男を逮捕。

仏像は2019年4月に盗まれ、インターネットオークションに出品され、落札されていたことが分かりました。

捜査の過程で仏像を確保し、地元に戻されました。

戻ってきた仏像にはちょっとした異変が見られました。

落札前に仏師が修復したらしく、壊れてなかったはずの手足があり、錫杖が新調され、左手には元からあったのかどうか分からない宝玉が付けられていました。

十輪寺では今後、地蔵堂の錠前を増やし、防犯対策を強化することにしています。

十輪寺の住職を兼ねる長楽寺の久納正弘住職は「もちろん今後は防犯も考える必要がありますが、きょうは帰還を喜びたいと思います」と話してくれました。

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