信長×信玄・戦国のうねりの中で!安土城考古博物館

平成24 年度秋季特別展「信長×信玄 戦国のうねりの中で」

◆趣旨・内容

天下統一を進める織田信長は、多くの戦国大名らと戦いを繰り広げていきますが、その中でも最大のライバルとも言われているのが、 甲斐の武田信玄です。

信玄は、信長より13歳早く生まれ、甲斐を統一した父信虎を追放して強力な力で家中を統率し、隣国の信濃に侵攻。

その後、今川氏・北条氏・上杉氏など周囲の戦国大名と同盟や離反を繰り返しながら、りようごく、領国を広げていきます。

領国を富ませ支配の強化を第一義とする戦国大名の典型だったのです。

これに対して信長は、尾張・美濃と勢力を広げる一方で上洛を目指し、天下統一のため戦いを繰り広げます。

展覧会では、この全く違うタイプの二人の戦国武将にスポットを当て、戦争や支配・城郭などを様々に比較した上で、両者の関係の変遷とついに衝突し滅亡に至る行く末を、残された資料から紹介していきます。


◆会 期 平成24 年10 月6日(土)~11 月11 日(日)

◆会 場 滋賀県立安土城考古博物館 企画展示室

◆開館時間 9:00~17:00(入館は16:30 まで)

◆休 館 日 月曜日 ※ただし月曜日が祝日の場合は翌日

◆入 館 料 大人860 円(660 円)、高大生610 円(450 円)、小中生400 円(300 円)
       県内高齢者(65 歳以上)460 円(340 円) ※( )は20 人以上の団体料金です。
       ※信長の館との共通券もあります

◆観覧会 10 月6日(土)午前9時から観覧会を開催します。

◆主な展示資料(◎は重要文化財、□は県指定文化財、△は市町指定文化財)
・武田 はるのぶ 晴信画像(高野山持明院蔵)
□武田晴信祈願文-多賀大社文書-(多賀町多賀大社蔵)
・川中島合戦図屏風(和歌山県立博物館蔵)
△甲州金-つゆいちりようばん 露壱両判-(甲斐黄金村・湯之奥金山博物館蔵)
□伝信玄所用 ぐんばいうちわ軍配団扇(甲州市恵林寺蔵)
△甲州古城勝頼以前図(甲州市恵林寺蔵) ・織田信長画像(近江八幡市浄厳院蔵)
◎織田信長書状-小早川家文書-(文化庁蔵)
◎鉄鐔-えいらくせんすえもんぎんぞうがん永楽銭据紋銀象眼-(近江八幡市摠見寺蔵)
※展示は10 月13 日~11 月11 日
・姉川合戦図屏風(福井県立歴史博物館蔵)
・落合 さへいじ 左平次 みちつぐ 道次 せばた 背旗(東京大学史料編纂所蔵)
※展示は10 月6日~10 月19 日
・長篠合戦図屏風(大阪城天守閣蔵)
・武田勝頼・同夫人・信勝画像(高野山持明院蔵)
・織田信長禁制(山梨県立博物館)
・織田信長朱印状(長野県立歴史館蔵)

◆関連行事

*記念講演会「長篠合戦-その虚構と現実-」
日 時 10 月7日(日) 午後1時30 分~3時
講 師 藤本正行氏(國學院大學兼任講師)

*記念講演会「織田信長と武田信玄」
日 時 10 月28 日(日) 午後1時30 分~3時
講 師 柴辻俊六氏(日本大学講師)

*秋季特別展講座「元亀争乱と近江の城」
日 時 10 月14 日(日) 午後1時30 分~3時
講 師 下高大輔氏(彦根市教育委員会主任)

*秋季特別展講座「信長・信玄徹底比較」
日 時 11 月4日(日) 午後1時30 分~3時
講 師 高木叙子(当館学芸課主任)

※会場は当館2階セミナールーム 定員140 人 当日受付先着順 参加料実費

◆展示のみどころ

信長と信玄はそれぞれに有名な人物ですが、この二人の関係にターゲットを絞って関わりを考えたり、戦国武将としての生き方を比較するような展示は行われたことはありませんでした。

今回の展覧会では、様々な視点から両者を比較し、天下統一への姿勢・考え方などを読み解いていきます。

また、それぞれの戦い方を考える上で、川中島合戦・姉川合戦・長篠合戦の3つを取り上げ、それぞれの戦いを描いた屏風絵を一度に会場でご覧いただけるようになっています。

戦国時代の戦いの様子を、十分に堪能していただきたいと思います。

◆問い合わせ先

滋賀県立安土城考古博物館

〒521-1311 滋賀県近江八幡市安土町下豊浦6678
Tel 0748-46-2424 Fax 0748-46-6140
E-mail:gakugei@azuchi-museum.or.jp
URL http://www.azuchi-museum.or.jp/


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安土城考古博物館の開館20周記念秋季特別展「信長対信玄・戦国のうねりの中で」が6日から始りました。

11月11日まで。

今回の特別展は、上洛と天下統一をめざして領地と勢力拡大、覇権の合戦に傾注した戦国武将のこれまでのイメージ像を掘り下げる企画で、残されている重要な古文書や資料をもとに新たな見知を紹介する人物として武田信玄と織田信長に焦点を当て二人の生きざまを通して浮かびあがる人間関係の変遷を浮き彫りにしています。

信玄と13歳下の信長は、ともに戦国時代を語る上で重要な大名として著名です。

信玄は、領国の支配と拡大を目指す典型的な戦国大名として知られています。

一方、信長は、勢力を広げていくと同時に上洛を目指し、天下統一のために戦いに挑む武将としてのイメージが一般的。

同じ戦国の世を武将として生きた対照的な二人が、戦況の変化ともに見せる戦術の手法やその過程で通い合わせた信頼、また、反逆など、移り変わっていく人間関係や共に滅び行くまでの生涯を六十二点の資料を通して比較、考察する初めての展示となっています。


展示資料は有名な「川中島」、「姉川」、「長篠」の三合戦の屏風絵、信長と武田の書状などがあり、なかでも両者がののしりあった「武田信玄書状写(1573年)」と「織田信長書状写(1572年)」は興味深い。

関連行事として学識者を講師に、特別展講座「元亀争乱と近江の城」(10月14日)と「信長・信玄徹底比較」(11月4日)、講演会「織田信長と武田信玄」(10月28日)が開かれます。

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