上原康助さん・オスプレイ配備は到底容認できない

野田佳彦首相が米国のオスプレイ配備方針に「どうしろ、こうしろという話ではない」と、あっさり白旗を揚げました。

5月の復帰40周年記念式典で、「あまりの沖縄蔑視」と配備に抗議した元衆院議員の上原康助さん(79)は「情けない」。

民主党OBでもあり、政権の対米追従を嘆いた。

板挟みの県連は、高まる配備強行の可能性に苦慮。

政府主催の式典で登壇した上原康助さんは、首相を前に「オスプレイ配備は到底容認できない」と断じました。

嘉手納町の自宅には「よくぞ言ってくれた」という電話が30本以上かかってきたそうです。

中には見知らぬ人もいたという。

「結局、首相は何も聞いていなかったのではないか」と憤る上原さん。

「沖縄の声に耳を傾けるとか誠実に取り組むとか、言葉をもてあそぶばかり。あんまり沖縄をばかにするな」と思いの丈をぶつける。

「オスプレイ配備は、欠陥機でも大金をかけて開発したから利用しなければならない、という米国側の都合。断るのは一国の総理として当然だ」

復帰前の全軍労委員長時代には、絶対権力だった米軍と渡り合って要求を実現してきた。

「身を投じて相手を説得する気骨あるリーダーが必要。今の民主党は支離滅裂で、見るのも嫌になる」と、党OBとして嘆いた。

県連は政府・党中央の基地政策のあおりを受け、県議選で敗北したばかり。

新垣安弘代表は「政権与党だから批判を受けるのは仕方ない」としつつ、「首相は国民の心配に配慮して発言すべきだ」と苦り切る。

「危険極まりない普天間飛行場への配備は論外で、日米安保を揺るがす。政府は岩国への常駐も含め、県外の自治体と交渉すべきだ」と、打開策を提案した。


米国が日本にオスプレイを配備するのは、その新たなアジア太平洋軍事戦略を実現するためである。

だが、それが日本の民衆にもたらすのは、より深い苦しみだろう。

米軍が公表した計画では、オスプレイは普天間飛行場に配備されたのち、本州北部や四国、九州の航法ルート上で超低空飛行訓練を行う。

オスプレイが加わることで、米軍の航法ルートの利用率は21%増える。

訓練時間帯の28%は夕方、4%が夜間。

これは航法ルートの下に暮らす民衆が騒音に悩み、眠られぬ夜がさらに増えることを意味する。

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