グローバルソーププロジェクト デリックカヨンゴさん

アフリカ東部のウガンダ出身のデリック・カヨンゴさんは、貧しい国の衛生状況を改善する目的でホテルから集めた使用済み石けんをリサイクルする活動を行っています。

デリック・カヨンゴさんは、1990年代前半に初めて米国を訪れた時、ホテルで一度しか使われなかった石けんが捨てられる運命にあることに驚きました。

「なぜボディー用と手洗い用と洗顔用の3つの石けんが置いてあり体の部位別に石けんが用意されているのか不思議に思った。そしてこんな資源を捨ててしまうのに驚いた」と述べるデリック・カヨンゴさんは、2009年に米ジョージア州アトランタで「グローバル・ソープ・プロジェクト」を立ち上げました。

このプロジェクトのもと、全米の300軒のホテルから使用済み石けんを集めて新しい石けんへとリサイクルしウガンダやケニア、ハイチなど貧しい国に送る活動をしています。

デリック・カヨンゴさんによれば、全米のホテルで廃棄される使いかけの石けんは、1日あたり推定260万個!

この膨大な数の石けんで貧しい国の衛生状況を改善し伝染病や子どもの死亡率を減らす手助けをすることができるそうです。


「下気道感染症や下痢で命を落とす子どもは1年に200万人を超える。全ての子どもたちに石けんを贈ることができれば下痢のような感染症や腸チフスやコレラを40%減らすことができる」

石けんは、病原菌がいないかなど安全性を第三者機関でサンプリング調査した上で出荷。

出荷先は現在18カ国。

今年は、100万個の石けんを作って必要な人々に送り届けるのが目標だそうです。

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