お椀を巣にしたツバメ
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川柳まさ裕さんの駐車場で、木製のお椀を巣にしたツバメが子育てに励んでいます。
川柳まさ裕さんによると、駐車場の壁には数年前にツバメが泥などで巣を作り、それから毎年春、つがいがやって来て、巣を修復しながら子育てをしています。
今年もつがいが巣にすみ着きましたが、4月中旬に巣が落下してしまいました。
数日たっても修復する様子が見られませんでした。
このままでは卵が産めず、かわいそうと、自宅の蔵にしまってあった春慶塗のお椀(直径約12センチ)をのこぎりで切り、元の巣の近くに取り付けました。
すると、つがいはお椀に身を寄せ、わらなどを運んでくるようになりました。
5月上旬までに3個の卵を産み、無事ふ化しました。
現在、つがいが3羽のひなに餌をくちばしで与える姿が頻繁に見られ、近所の人たちもお椀の巣で懸命に子育てをするつがいを優しく見守っています。
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