ナガエツルノゲイトウ(特定外来生物の水草)駆除作業
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兵庫県明石市などのため池でナガエツルノゲイトウ(特定外来生物の水草)が増殖し、ため池の管理者や環境保護に取り組む住民が警戒を強めています。
在来種の生態系や水田の管理に悪影響を与えかねないといい、寛政池では、地元住民らが駆除作業に乗り出しました。
東播磨県民局によると、ナガエツルノゲイトウ(特定外来生物の水草)は南アメリカ原産。
環境省が2005年、特定外来生物に指定しました。
切れた茎からも増殖し、池の全面を覆ってしまうほどの強い生命力を持つのが特徴です。
絶滅の危険が増している水草アサザなどの生育を脅かします。
増殖したナガエツルノゲイトウ(特定外来生物の水草)が用水路に詰まるなど、水田管理の面で被害の深刻さも増しています。
2018年秋、ため池「天満大池」水系の3池で初めて繁殖を確認されました。
今年3月には、寛政池でも見つかりました。
河川を通じて神戸市などから流入したとみられています。
地元などでは防護ネットを張るなどの対策を採りましたが、その後も増え続けました。
寛政池の駆除作業には、兵庫・水辺ネットワークのメンバーや地元の水利組合などの計25人が参加して行われました。
半日がかりでナガエツルノゲイトウ(特定外来生物の水草)やオオフサモといった外来生物を手作業で取り除きました。
今後も繁殖しないよう注意深く見守る傍ら、ほかのため池でも観察を続け、繁殖の食い止めを図っていきます。
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