マツヘリカメムシ、青リンゴのような甘い香り

マツヘリカメムシが石川県内で初めて採集されました。

マツヘリカメムシは、青リンゴのような甘い香りを出すカメムシです。


見つけたのは、昨秋石川県白山市の石川県ふれあい昆虫館を訪れた能美市湯野小学校の本多柚音君と友人。

発見の経緯などをまとめた専門誌の論文に発見者として名前が載りました。

本多君らは昨年10月下旬、ふれあい昆虫館屋上の展望台の壁に張り付く1匹のマツヘリカメムシを発見しました。

臭いはずなのに青リンゴのようなにおいがする、と不思議に思い、すぐ渡部晃平学芸員に見せました。

展望台で新たにもう1匹が見つかり、こちらも採集しました。

石川県内で初めて標本として記録される昆虫と判明しました。

マツヘリカメムシは体長約2センチ。

体は黒褐色。

後ろ足が葉のような形をしています。

松の害虫として主に北米で生息しています。

国内では2008年、東京で初めて見つかりました。

今では秋田県から九州地方まで分布しています。

石川県内では輪島市沖北約50キロにある舳倉島で、写真記録が残されています。

発見を受け渡部晃平学芸員が論文を執筆しました。

発見者として本多柚音君らの名前を盛り込み、専門誌「月刊むし」に掲載されました。


渡部晃平学芸員は「本多君たちがいなければ、見つからないままだった。こうした発見はどこにでも眠っている」

本多柚音君は「発見して触った時は手が震えた。もっとたくさんの珍しい昆虫を見つけたい」と話してくれました。

本多柚音君の趣味は、昆虫採集です。

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