白ダシ醤油 醤油シラップ ダイコウ醤油
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地元でじわりと人気が広がっているのが、自前の薄口しょうゆをベースに北海道産の昆布と鹿児島県産のかつお節のエキスを計45%配合した「白ダシ醤油」。
これ一本で、うどんのつゆや、だし巻き卵の味付けなど幅広い使い道があり、料理に手間が掛からない点が売りです。
一昨年秋の発売から口コミで評判が広まり、今はリピーターを中心に月200本を売り上げる商品に成長しています。
店舗に出向いて直接購入してもらおうと、スーパーでの販売は滋賀県長浜市内の二店にとどめています。
開発した六代目店主の大杉憲輔さんは「共働き世帯が増え、料理に割ける時間が減る中、簡単に調理できる手軽さが受けている。エキスの配合割合を高め、味にも相当こだわった」と話しています。
他に、砂糖の配合割合を高めた「醤油シラップ」は昨年12月、若者にも受けるようスタイリッシュな瓶に変えて販売しました。
カラメルのような風味が特徴で、アイスクリームにかけたり、料理の隠し味に使ったりできます。
同じく昨年12月に発売したオリジナルのしょうゆ差しは、外食産業に着目して発案しました。
飲食店で好みのしょうゆに出合えても、店の人には尋ねづらいのではと、醸造元が分かるよう店名を記した瓶を製造しました。
長浜市内の居酒屋に置いてもらったところ、狙い通り個人客から注文が入っています。
しょうゆ差しには、漢字の「大」と「幸」を組み合わせた店のラベルが記してあり、縁起がいいと、結婚式の引き出物として注文も入っています。
白ダシ醤油は、400ミリリットル入り、895円。
醤油シラップは、150ミリリットル入り、650円。
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オリジナルのしょうゆ差しは、395円。ダイコウ醤油は、創業167年の老舗しょうゆ醸造販売店です。
全国的にしょうゆの出荷量が落ち込む中、時代に合わせた戦略で伝統の味を守っています。
日本醤油協会(東京)によると、一昨年の全国のしょうゆの出荷量は、ピークだった1973(昭和48)年の六割弱となる約77万キロリットル。
家庭料理の洋食化や外食の日常化などが背景にあります。
ダイコウ醤油
〒529-0425 滋賀県長浜市木之本町木之本1137
tel.0749-82-2012
fax.0749-82-3222
営業時間 9:00〜18:00 不定休