小浜市が鯖の養殖を開始

福井県小浜市は、釣姫海岸で小浜市漁業協同組合に委託してサバの養殖に取り組みます。


鮮度の高いサバを刺し身として小浜市内の飲食店で試験的に提供。

日本遺産「鯖街道」のブランドを十分に生かし切れない現状の打開策とします。

福井県内では、かつての小浜水産高校や福井県が養殖試験に取り組みました。

いずれも生産コストの問題や販路開拓の壁で事業が進展しませんでした。

小浜市はこうした反省点を踏まえて三月定例市議会で予算化しました。

漁獲量が減って北欧産に頼る今でも、くしに刺して丸ごと焼いた尾頭付きの「浜焼き鯖」が、ご当地グルメとして親しまれているのが背景。

養殖によって、小浜市のイメージとして定着したサバ復活の足掛かりにしたい考えです。


事業費は国の交付金を財源にした約4000万円で、重さ300グラムの比較的小さなサバ1000匹をいけすの中で養殖。

500グラム程度の出荷サイズになったところで小浜市内のモデル店舗で刺し身として提供します。

出荷は今秋の11月ごろを予定しています。


釣姫を養殖場に選んだのは波静かな入り江になっているためです。

サバのぬか漬け「へしこ」や、へしこを使った「なれずし」が地元の食文化として残る地域性も踏まえています。

サバは傷つきやすい魚で、養殖例は少ないということです。

小浜市農林水産課は「事業化はおおむね三年程度。初年度は県外のサバを使うが、二年目からは関係機関と連携して小浜生まれで小浜育ちのサバを生産してみたい」と話しています。

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