ゆで干しかんころ かんころもち
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かんころ棚では、サツマイモが甘い香りを放っています。
尾崎栄さん方では、10月下旬家族4人で作業しています。
収穫したイモの皮をはぎ、水に浸します。
機械で1センチ弱の厚さに輪切りにし、大釜でゆでたイモを次々とかんころ棚に並べます。
天日と風で数日かけて乾燥させます。
尾崎栄さんの妻カノトさんは「かんころは、固すぎず柔らかすぎずにゆでるのがコツですね」と話しています。
川端富男さん方では、海のそばのかんころ棚で、ゆでた輪切りのサツマイモを天日干しする作業を進めました。
川端富男さんは、焼き芋などに適したベニオトメを栽培。
午前四時から皮むきを計六人で開始。
厚さ五ミリほどの薄切りにして大釜でゆで上げ、カトリック墓碑群そばの海沿いに搬送。
がけから突き出た棚いっぱいに広げると、湯気と一緒にイモ特有の甘い香りが広がりました。
天日と、棚の下から吹き上がる潮風で二日ほど乾燥。
かんころもちを作るときは、もち米や砂糖と混ぜます。
川端富男さんは「今年はイモが小さめ。安全でおいしいイモ作りは難しいが頑張りたい」と話してくれました。