えな宝月、えな宝来 栗きんとんに最適
岐阜県中山間農業研究所中津川支所は、岐阜県オリジナルの新しい栗の2品種「えな宝来」「えな宝月」の開発に成功したと発表しました。
従来品種の出荷ピークの谷間に収穫でき、岐阜県産の栗を安定的に供給できると期待されています。
岐阜県内で主に育てられている「丹沢」は9月上旬、「筑波」は10月上旬が収穫期。
栗きんとんなどの生産では、それ以外の時期は岐阜県産の栗が不足し、九州産などを使うことが多いそうです。
えな宝来、えな宝月は、その隙間を埋めようと開発されました。
えな宝来は8月下旬、えな宝月は9月中旬に収穫できます。
えな宝来はしっとり、えな宝月はほくほくした食感で、どちらも栗きんとんの加工に向いています。
岐阜県は、2品種の5年後の栽培面積を東濃地域を中心に7ヘクタールとし、将来的には25ヘクタールを目指しています。
今年12月から岐阜県が苗木を供給します。
収穫できるまでには、育成に4年ほどかかります。
東美濃栗振興協議会の榊間信明会長は「収穫作業の平準化を図ることができ、農家の生産性は上がる。県内で生まれた栗で愛着も湧く。大切に育てていきたい」と話してくれました。
岐阜県オリジナルのクリ新品種 「えな宝来」、「えな宝月」が誕生
中山間農業研究所中津川支所では、菓子加工業者や生産者からの強い要望を受け、「栗きんとん」の加工に適したクリ品種「えな宝来」と「えな宝月」を開発し、平成26年8月28日に農林水産省から品種登録出願公表を受けましたのでお知らせします。
1「えな宝来」について
1)育成経過
平成13年に極早生品種「胞衣」と早生品種「丹沢」を人工交配し育成。
平成23年に現地での生育適応や加工の適正調査が終了
2)特徴
8月下旬から収穫できるため9月上旬の「栗きんとん」発売に向けた出荷が可能
果肉の色が黄色くホクホクとした食感で「栗きんとん」の加工に最適
2「えな宝月」について
1)育成経過
平成9年に早生品種「丹沢」と中生品種「筑波」を自然交配し育成
平成24年に現地での生育適応や加工の適正調査が終了
2)特徴
岐阜県の主力品種である「丹沢」と「筑波」の出荷時期の間に収穫できる早生品種
濃い黄色の果肉は甘味が多く、ホクホクとしており、「栗きんとん」の加工に最適
3 今後の予定
本年12月から、県内のクリ生産協議会へ苗木を供給する予定。
今後5年間で東濃地域を中心に7ha、将来的には県下で25ha の普及を見込んでいる。
従来品種の出荷ピークの谷間に収穫でき、岐阜県産の栗を安定的に供給できると期待されています。
岐阜県内で主に育てられている「丹沢」は9月上旬、「筑波」は10月上旬が収穫期。
栗きんとんなどの生産では、それ以外の時期は岐阜県産の栗が不足し、九州産などを使うことが多いそうです。
えな宝来、えな宝月は、その隙間を埋めようと開発されました。
えな宝来は8月下旬、えな宝月は9月中旬に収穫できます。
えな宝来はしっとり、えな宝月はほくほくした食感で、どちらも栗きんとんの加工に向いています。
岐阜県は、2品種の5年後の栽培面積を東濃地域を中心に7ヘクタールとし、将来的には25ヘクタールを目指しています。
今年12月から岐阜県が苗木を供給します。
収穫できるまでには、育成に4年ほどかかります。
東美濃栗振興協議会の榊間信明会長は「収穫作業の平準化を図ることができ、農家の生産性は上がる。県内で生まれた栗で愛着も湧く。大切に育てていきたい」と話してくれました。
岐阜県オリジナルのクリ新品種 「えな宝来」、「えな宝月」が誕生
中山間農業研究所中津川支所では、菓子加工業者や生産者からの強い要望を受け、「栗きんとん」の加工に適したクリ品種「えな宝来」と「えな宝月」を開発し、平成26年8月28日に農林水産省から品種登録出願公表を受けましたのでお知らせします。
1「えな宝来」について
1)育成経過
平成13年に極早生品種「胞衣」と早生品種「丹沢」を人工交配し育成。
平成23年に現地での生育適応や加工の適正調査が終了
2)特徴
8月下旬から収穫できるため9月上旬の「栗きんとん」発売に向けた出荷が可能
果肉の色が黄色くホクホクとした食感で「栗きんとん」の加工に最適
2「えな宝月」について
1)育成経過
平成9年に早生品種「丹沢」と中生品種「筑波」を自然交配し育成
平成24年に現地での生育適応や加工の適正調査が終了
2)特徴
岐阜県の主力品種である「丹沢」と「筑波」の出荷時期の間に収穫できる早生品種
濃い黄色の果肉は甘味が多く、ホクホクとしており、「栗きんとん」の加工に最適
3 今後の予定
本年12月から、県内のクリ生産協議会へ苗木を供給する予定。
今後5年間で東濃地域を中心に7ha、将来的には県下で25ha の普及を見込んでいる。