ウミショウブ

沖縄県八重山地方が生息の北限の海草ウミショウブが開花の時季を迎え、群生地のある石垣島と西表島の海岸で、無数の白い花が水中から浮かび上がり、海面を滑走しています。

白い花は雄花で、夏の大潮の干潮の時期に海面に姿を現す雌花にくっつき、受粉します。

海面を走り、受粉する植物は世界でもウミショウブだけとあって、多くの人が不思議な現象を見に訪れています。

石垣市野底の海岸では、野底小PTA主催の見学会が開かれ、親子連れが雄花を水面からすくい、だるまのような形をした花を熱心に観察していました。

子どもたちを案内したエコツアーガイドの大堀健司さんは「八重山でも群生があるのはごくわずか。豊かな自然を地域の人と守り続けたい」と話してくれました。


ウミショウブは、ウミクサの一種で、西太平洋~インド洋の熱帯~亜熱帯の浅い海に生育し、日本の西表島、石垣島が北限にあたります。

雄花が海面上を漂い雌花に到達して受粉しますが、ウミショウブ以外ではほとんど見られない非常に珍しい現象です。

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