JA庄内みどり寿司米研究会、笑みの絆

山形県酒田市の農家とすし店主らが、すしに合うコメの探求と地元での生産増を目指す「JA庄内みどり寿司米研究会」を結成しました。

稲作農家とすし職人が力を合わせ、米どころ庄内の「コメ」と港町酒田の「すし」双方の魅力アップを狙います。

酒田市内のすし店9店舗と酒田市本楯地区の農業法人、庄内みどり農協、酒田市が参加。

酒田市内のすし店の多くは、ネタとの相性から粘りと甘みが少ないササニシキを使っています。

30年ほど前は、庄内地方の主力品種でしたが、最近はつや姫をはじめとする新品種に押され、酒田市と、隣の遊佐町の作付面積は全体の約0.5%。

暑さに弱く、温暖化による収量減も危ぐされています。

ササニシキに代わる新たな庄内産すし米を求め、一部のすし店が昨年、酒田市本楯農振協議会に相談しました。

本楯地区で新潟県産のすし好適米「笑みの絆」を試験栽培したところ、一定の成果が得られたことから研究会の発足につながりました。



酒田市内のすし店で4月16日にあった発足式では「笑みの絆」を120アール分栽培することや、すし店主らによる収穫体験など本年度の活動計画が決まりました。

来年度以降、山形県奨励品種をはじめとする他品種も作り、より良いすし米を探すということです。


発起人で、会長に選任された伊藤千春庄内みどり農協理事は「地元で庄内米の需要を増やすことは、農家の活力につながる」と期待をよせています。

副会長に就いた「すし丸」店主の丸山英一さんも「庄内米を使ったすしのおいしさと会の活動をお客さんにPRしたい」と話してくれました。

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