千綿駅
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町側の活用案に対して、住民側からは、駅舎を開業当時の趣ある雰囲気に近づける方向で進めるよう要望が上がりました。
千綿駅は、1928年に開業し、1971年から駅舎と敷地を町が所有。
1993年に建て替えられた際、旧駅の古材を利用して開業当時に近い形で再現しました。
昨年4月、まちづくり景観資産に登録されたのを機に、町が観光資源としての活用を検討。
駅舎内での飲食提供を民間業者に委託し、駅舎そばには、展望ウッドデッキを設置する準備を進めています。
意見交換会で、担当の町まちづくり課職員が、「飲食営業には合併浄化槽整備が必要」「展望デッキは景観を損なわないかが課題」と現状を説明。
駅舎をコンサートや映画上映ができる交流スペースとして活用する案が町民から上がっていることも報告しました。
地元住民からは「静かな風情を求めて訪れる人たちもいる。今の景観を守ってほしい」「開業当時の暖炉を再現したり、古い電話機を置いてレトロ感を強調できないか」などの意見が出されました。
今後も意見交換会を通じて活用策を練っていく方針です。