割烹小幡閉館

映画「おくりびと」のロケ地として知られる酒田市の「旧割烹小幡」が、3月末で閉館する見通しとなったことが関係者への取材で分かりました。

酒田市から無償貸借を受け一般公開しているNPO法人酒田ロケーションボックス(佐藤英俊理事長)に対し、酒田市は閉館の意向を伝えました。

酒田市は「閉館を含めて協議中」とした上で、建物の老朽化などを理由に「一般公開は難しい」としています。

建物自体は、当面存続させる考えだそうです。

旧割烹小幡は、明治中期から大正時代の建物とされ、1998年に廃業。

2012年度に敷地と木造2階建ての母屋、木造3階建ての洋館などが酒田市に寄贈されました。

NPO法人酒田ロケーションボックスは、2009年度から一般公開を始め、撮影で使用した小道具などを入館料(協力金)を得ながら展示してきました。

酒田市観光物産課によると、2009年度に約11万8500人だった入館者数は年々減少し、2013年4~12月は、約8600人。


NPO法人酒田ロケーションボックスが2009~2013年度に山形県から約3千万円、酒田市から約800万円の支給を受けた緊急雇用創出事業は、2013年度で終了します。

老朽化もあり、酒田市は閉鎖方針を打ち出したということです。

NPO法人酒田ロケーションボックスの佐藤英俊理事長は「廃業で消えた光を『おくりびと』が再びともした。すごく寂しいし、むなしさもある。今後の活動について理事会で検討している」と話しています。

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