島原農業高等学校食品加工部

第57回全国学芸サイエンスコンクールで、シイタケの柄の部分を菌床に再利用することに成功した長崎県立島原農業高等学校食品加工部の生徒たちの研究成果が、自然科学研究部門で最優秀の文部科学大臣賞を受賞しました。

全国学芸サイエンスコンクールは、青少年の文化育成を目的に1957年に創設されました。

今回は、研究や絵画、小説など13部門に、国内外の小、中、高校生から計11万1332点の応募がありました。

このうち、高校生を対象にした自然科学研究部門には970点が寄せられました。

文部科学大臣賞は、全部門トップの内閣総理大臣賞(1点)に次ぐ賞。

食品加工部(19人)の研究は廃棄される柄の再利用で、地元のシイタケ生産組合から「処理に困っている」と持ちかけられたのがきっかけ。

粉末状にした柄をパン酵母で発酵させ、それをクヌギなどのおがくずと混ぜてシイタケ栽培に使う菌床にしました。

通常の米ぬかの菌床に比べ、栄養源になるカリウムが豊富で、菌の成長スピードも2倍程度速いそうです。


4月に特許を取得。

その後も実際に生産者に菌床で栽培してもらい、効果を証明し、論文にしてコンクールに提出しました。

応募時の部長だった3年の福田かなみさんは「自分たちの研究結果が生産者の役に立ち、島原特産のシイタケのPRにつながればうれしい」と話してくれました。

来年3月に東京で表彰式が行われます。

長崎県立島原農業高校

住所: 〒855-0075 長崎県島原市下折橋町4520

電話:0957-62-5125

食品加工部

「地域に元気を!」

私達、食品加工部は、地域と連携して新しい食品開発を実施。

現在、スープそうめんシリーズ第4弾を開発中です。

また、「馬鈴薯(ドラゴンレッド)」や 「枇杷」、「米粉」など様々な農作物を利用した食品の開発をしています。

さらに、バイオエタノールや 椎茸栽培の研究活動も行い、平成25年度は、日本環境科学会高校環境科学賞で最優秀賞(日本一)、 高校生バイオサミットで優秀賞、九州学校農業クラブ大会で優秀賞を受賞しました。

これからも地域に貢献できるようにがんばります。

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