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藤本功さんに感謝状

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山陽自動車道で11月に起きた3人が死傷する交通事故で人命救助に貢献したとして、岡山県警は、トラック運転手の藤本功さんに感謝状を贈りました。

事故は、11月22日午後10時すぎ、倉敷市浅原の下り線で発生しました。

乗用車が追い越し車線から車線変更した際、道路左側のガードレールに衝突し、弾みで後続の車とぶつかりました。

乗用車は、大破。

運転していた男性が車外へ投げ出されて死亡、助手席の女性が頭の骨を折る重傷を負いました。

後続車の男性は、軽傷。

神戸から広島へ果物を運ぶ途中だった藤本功さんは、倉敷ジャンクション付近で事故による渋滞に巻き込まれました。


現場を通り過ぎる際、大破した乗用車の後部から炎が上がり、車内に女性が取り残されているのを発見。

路肩にトラックを止めて近づき、声を掛けると、意識はあったが自力では動けないため、軽傷の男性と協力して車外へ助け出しました。

救出直後、乗用車は炎上したということです。

岡山県警高速隊(岡山市北区富原)であった伝達式で、中山優隊長が感謝状を手渡し「自分を顧みない勇気ある行動に感謝します」と述べました。

藤本功さんは「取り残されているのを見つけた途端、体が勝手に動いて事故車両へ向かっていた。女性が心配で、自分が危険にさらされるとは考えなかった。助かって何より」と話してくれました。