つめっこやき復活!会津美里町のB級グルメ
東京電力福島第一原発事故による風評で3年近く途絶えていた会津美里町のB級グルメ「つめっこやき」の販売が復活します!
会津美里町の自営業根本昌志さんが、使われなくなった給食センターを町から借り受けて製造再開しました。
つめっこやきは、そば粉の皮に、地元産のキノコや野菜などを入れた郷土食「そば焼きもち」が原形です。
根本昌志さんは「古里・会津に根付いた味を守る」と意気込んでいます。
つめっこやきは、平成15年に福島県道下郷会津本郷線・氷玉峠の開通を機に、下郷町と会津本郷町(現会津美里町)の両商工会が地域おこしの一環として開発しました。
会津の郷土食と愛情を詰め込んで作ることから「つめっこやき」と命名しました。
製造は、旧本郷町商工会の女性部員が担当し、下郷町のアンテナショップで販売していました。
伝統野菜や郷土料理、創作料理などをテーマに、そば粉で作った皮にネギやゴボウ、キノコ、高田梅など季節ごとに旬の具を入れます。
地産地消へのこだわりがありました。
16年には「ふくしま特産品審査」で優秀賞を受賞し、年間約600万円を売り上げたこともあります!
特産品として定着してきたのもつかの間、23年3月に東日本大震災と原発事故が襲いました。
原発事故の風評は予想以上です。
地産地消があだになり、売り上げは激減しました。
製造を中止せざるを得ませんでした。
当時を知る商工会関係者は「女性スタッフは涙を流しながら最後のつめっこやきを作った」と振り返ります。
「地域に根付いてきた郷土グルメを絶やしてはいけない」。
リフォーム会社を経営する傍ら、そばなどを提供する飲食店も運営している根本昌志さんの元に、製造再開の相談が舞い込んだのは今年春ごろ。
つめっこやきの開発に携わった関係者からです。
根本昌志さんも「安全でおいしい食材はたくさんあるのに…。何とか古里復興の役に立てないか」と考えていました。
しかし、「本県の食に対する信頼が揺らぐ中、リスクを負ってできるだろうか」との不安があったそうです。
悩んだ末に、「誰かが継承しなければならない」と決意しました。
製造場所は、小学校統合で使われなくなった旧本郷一小の給食センターを選びました。
町から有償で借り受けて改築しました。
女性スタッフらを募り、2人が集まりました。
これまで携わった商工会女性部員も指導者として参加し、販売が軌道に乗るまで協力を惜しみません。
食材には、会津のそば粉、野菜などを使用し、安全性にも十分配慮しています。
新たに製造スタッフとなった町内の芳賀沼玲子さんは「ぜひ参加したいと思った。若い人にも味わってもらい、食の大切さ、古里の温かさなどを感じてもらえればうれしい」と話してくれました。
11月16、17の両日、根本昌志さんが経営する「タウンステーションみさと(会津美里町延命寺前甲531-3 電話0242-56-5350)」で販売されます。
根本昌志さんは「食の風評払拭には、安全で安心、そしておいしい特産品こそが必要だ。農家の生産意欲につながればうれしい」と復活の日を待ちます。
会津美里町の自営業根本昌志さんが、使われなくなった給食センターを町から借り受けて製造再開しました。
つめっこやきは、そば粉の皮に、地元産のキノコや野菜などを入れた郷土食「そば焼きもち」が原形です。
根本昌志さんは「古里・会津に根付いた味を守る」と意気込んでいます。
つめっこやきは、平成15年に福島県道下郷会津本郷線・氷玉峠の開通を機に、下郷町と会津本郷町(現会津美里町)の両商工会が地域おこしの一環として開発しました。
会津の郷土食と愛情を詰め込んで作ることから「つめっこやき」と命名しました。
製造は、旧本郷町商工会の女性部員が担当し、下郷町のアンテナショップで販売していました。
伝統野菜や郷土料理、創作料理などをテーマに、そば粉で作った皮にネギやゴボウ、キノコ、高田梅など季節ごとに旬の具を入れます。
地産地消へのこだわりがありました。
16年には「ふくしま特産品審査」で優秀賞を受賞し、年間約600万円を売り上げたこともあります!
特産品として定着してきたのもつかの間、23年3月に東日本大震災と原発事故が襲いました。
原発事故の風評は予想以上です。
地産地消があだになり、売り上げは激減しました。
製造を中止せざるを得ませんでした。
当時を知る商工会関係者は「女性スタッフは涙を流しながら最後のつめっこやきを作った」と振り返ります。
「地域に根付いてきた郷土グルメを絶やしてはいけない」。
リフォーム会社を経営する傍ら、そばなどを提供する飲食店も運営している根本昌志さんの元に、製造再開の相談が舞い込んだのは今年春ごろ。
つめっこやきの開発に携わった関係者からです。
根本昌志さんも「安全でおいしい食材はたくさんあるのに…。何とか古里復興の役に立てないか」と考えていました。
しかし、「本県の食に対する信頼が揺らぐ中、リスクを負ってできるだろうか」との不安があったそうです。
悩んだ末に、「誰かが継承しなければならない」と決意しました。
製造場所は、小学校統合で使われなくなった旧本郷一小の給食センターを選びました。
町から有償で借り受けて改築しました。
女性スタッフらを募り、2人が集まりました。
これまで携わった商工会女性部員も指導者として参加し、販売が軌道に乗るまで協力を惜しみません。
食材には、会津のそば粉、野菜などを使用し、安全性にも十分配慮しています。
新たに製造スタッフとなった町内の芳賀沼玲子さんは「ぜひ参加したいと思った。若い人にも味わってもらい、食の大切さ、古里の温かさなどを感じてもらえればうれしい」と話してくれました。
11月16、17の両日、根本昌志さんが経営する「タウンステーションみさと(会津美里町延命寺前甲531-3 電話0242-56-5350)」で販売されます。
根本昌志さんは「食の風評払拭には、安全で安心、そしておいしい特産品こそが必要だ。農家の生産意欲につながればうれしい」と復活の日を待ちます。