謎の御神号 鏡文字 自在天神

北野天満宮で始まった宝物展で、江戸時代の東山天皇が書いた“謎”の「御神号」が初めて公開されています。

文字で記された祭神の掛け軸が、なぜか一部だけ左右逆の鏡文字で書かれています。

北野天満宮の関係者も「どういう意味なのか分からない」といい、見学者も首をかしげています。

御神号とは、祭神の菅原道真を神格化した称号「天満大自在天神」などを文字で表した墨跡。

北野天満宮には、鎌倉時代の後深草天皇が書いた御神号など、歴代の天皇が奉納した掛け軸が数多く残されています。

このうち、約300年前の東山天皇が奉納した御神号は、「南無天満大自在天神」と書かれていますが、「自在天神」の文字と落款だけが、鏡に映したように反転して記されています。

北野天満宮は「何か強い思いを込めて書かれたのだと想像はするが、なぜ反転なのかは分からない」といことです。


北野天満宮の歴史資料に詳しい藤井譲治・京都大名誉教授(日本近世史)は「このような御神号はこれまで見たことがなく、おそらく他に類がないだろう。とても興味深い」と話しています。


一条天皇行幸始祭再興記念 宝物殿特別公開「皇室ゆかりの宝物展」

公開期間 11月2日(土)~12月8日(日)

公開場所 宝物殿 宝物殿

拝観料 大人300円・中高生250円・小人150円

北野天満宮は、天暦元年(947)、右大臣菅原道真公の御神霊を、北野の地に鎮めたのに始まります。

天徳3年(959)右大臣藤原師輔卿は北野社の大規模な社殿の造営、宝物の奉納を行い、北野社は藤原摂関家を守護する神、摂錄神となります。

永延元年(987)8月5日、一条天皇により幣帛が奉られ、北野祭は官祭とされ、さらに寛弘元年(1004)、一条天皇は初めて北野社に行幸されました。

爾来皇室の尊崇は歴代天皇二十数回の行幸に及び、皇城鎮護の神として特別な崇敬を受けて参りました。

皇室の長きに亘る崇敬により、北野天満宮には数多くの天皇ゆかりの宝物が奉納、収蔵されています。

この度の一条天皇行幸始祭再興を記念し、鎌倉時代から江戸時代に及ぶ皇室ゆかりの宝物重要文化財2点を含む貴重な品々を公開します。

そのほとんどが初公開で、北野天満宮への歴代天皇の崇敬を示す、歴史・文化的にも注目される宝物展です。

重要文化財は、後宇多天皇宸翰「紫紙金字金光明最勝王経」、後柏原天皇宸翰外題「北野天神縁起」(光信本)の2点。

また展示作品の種類も金燈籠、御神影、御神号、鳥居額本書、法楽和歌、手鑑、蒔絵文臺硯箱等と多岐に亘っております。

お問い合わせ

〒602-8386 京都市上京区馬喰町 北野天満宮社務所

電話番号 075-461-0005

FAX番号 075-461-6556

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