伊崎のさお飛び・伊崎寺

伊崎のさお飛びが8月1日、滋賀県近江八幡市白王町の伊崎寺で営まれました。

全国から集まった行者9人が無病息災や東日本大震災被災地の復興を祈り、さおから7メートル下の湖面にザブンと飛び込みました。

ほら貝が響くと、行者たちが姿を現した。崖から湖に突き出た長さ13メートルの細いさおの上を歩き、手を合わせて飛び込みました。

さおを見下ろす建物「棹飛堂(さおとびどう)」や船から信者など約200人が見守りました。

伊崎のさお飛びは、平安時代から続く仏事とされています。

由来は、身を清める修業として始まったなど諸説あります。

8年前、行事と別の日に市民の死亡事故が起き、現在は比叡山で百日回峰行を終えた行者のみに許されています。

伊崎のさお飛びは、琵琶湖の夏の伝統行事です。




伊崎寺 滋賀県近江八幡市白王町1391

電話 0748-32-7828 ‎

近江八幡市の北、琵琶湖に突き出た小さな半島の先端に建つお寺。

今は陸続きですが、昔は湖に浮かぶ島(伊崎島)だったといい、湖から来る信者を迎えるため、琵琶湖に面して山門が立っています。

貞観年間(859~877)開基と伝わる伊崎寺は比叡山延暦寺の末寺で、修行道場でもありました。

その頃行われていた修行の一つが「竿飛び行事」として形を変え、今も残っています。


【伊崎の竿飛び】

8月1日に行われる伊崎寺の年中行事。

本堂の奥にある断崖絶壁の上に建てられた竿飛び堂から琵琶湖上へつきだした長さ13mの太い竿(角材)があります。

この先端から7m下の琵琶湖へ飛び込む行事で、かつては天台僧や信者の修行の一つでした。

高所のため、震えが竿に伝わり、竿の先端にたどりつけずに落ちる者が多くいるといいます。


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