流しジュンサイ

ジュンサイ生産量日本一を誇る秋田県三種町は、7月1日の「ジュンサイの日」制定を記念し、秋田県庁で流しジュンサイを振る舞い特産品をPRしました。

秋田県庁第2庁舎のロビーに長さ6メートルのアクリル製の樋を設置し、ジュンサイを次々と流しました。

集まった秋田県職員らは、ぷるぷるとしてつかみにくいジュンサイに悪戦苦闘しながら、涼感あふれる初夏の味覚を楽しみました。

ジュンサイの日は、全国の生産地と協議して7月1日と決定。

2013年が初年度。

英語で6月を意味する「ジューン」と、31日の「サイ」の音に掛けて6月31日を導き出しましたが、カレンダーにないため7月1日になりました。

三浦正隆町長は「希少価値の高い、幻の農産物のイメージにぴったり」と説明。

ジュンサイは、スイレン科の多年草で、ゼリー状のぬめりをまとった若葉を食べます。



三種町によると、全国生産量の8~9割を町内産が占めますが、価格低迷や摘み手不足などで、三種町の生産量は、ピーク時(1991年)の約3分の1に当たる年約400トンに減少しています。

三種町は、農産物認証制度の取得促進や、1キロ当たり50円の助成制度を導入するなどして、生産量回復に力を入れています。


じゅんさい、とは?

じゅんさいの歴史は古く、万葉集に別名「ぬなわ」とうたわれ夏の季語としても使われてきました。

じゅんさい沼に小舟を浮かべた摘み取り風景は、のどかな初夏の風物詩となっており、最盛期には町内のあちこちでその姿を見ることができます。

風味の命は、独特のぬめりとツルリとしたのどごし。

その若芽には豊富なビタミンが多く含まれ、低カロリー(100㌘当たり11.20㌍)なヘルシー食品として珍重されています。

鍋物や酢の物などさまざまな風味で食卓を演出します。

また、大手メーカーから、そのぬめり(ゼラチン質)を成分とした化粧品も開発、販売されています。

じゅんさいは、スイレン科ジュンサイ属の多年草の水草です。

レンコンのできるハスとは別の物です。

北海道から九州に至る古い池や沼の水深1~3㍍に群生します。

4月になると越冬したじゅんさいの根茎から発芽し、暖かくなる時期には沼の水面全体が楕円形の浮き葉で覆われます。

楕円形の浮き葉の下に幼い葉が成長してきており、その部分を摘み取ります。

一般的に5月~8月までが摘み取り時期となっています。

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