美人海女合口香菜さん
Table of Contents
壱岐東部漁協に所属し、先輩海女3人と4人一組で漁に出ています。
壱岐東部漁協は、乱獲防止のためウエットスーツを禁じています。
好天に恵まれた日、漁協近くの岩場に5度目の漁に出ました。
まだ深場へは行けず、足が届く浅場が中心。
最盛期を迎えたクロウニを狙います。
ただ、先輩のアドバイスといえば「浅場の方におるばい」という程度。
習うより慣れろ!の厳しい世界。
まだ漁獲は先輩の半分ほどだが、合口香菜さんは「先輩は水中で手の動きが早い」と。
漁を終えたら、皆でたき火を囲むこともあります。
夫の悪口、孫の話、人には言えない話・・・。
女同士の会話に花が咲きます。
壱州弁がわからないときもあるが、先輩と心を通わす時間も楽しい。
海女暦47年の高田洋子さんは「私たちも見よう見まねでやってきた。経験と勘が大事。香菜ちゃんは寒くてもすぐに海から出ない。きっとうまくなる」と太鼓判を押してくれました。
合口香菜さんは「不安もあったが、自分のしたいことをやり残したくなかった」と話してくれました。
将来はおけをウニやアワビでいっぱいに!
夢に向かって、今日も精いっぱい息継ぎを繰り返しています。