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東北電力・新潟スタジアムの命名権2000万円で更新

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東北電力は、新潟県との間で2月末が契約期限となっている新潟スタジアム(新潟市)の命名権(ネーミングライツ)取得契約について3月から12月までの10カ月間に限って延長する方針を決めました。

命名権料は、2000万円で、これまでの年間1億2000万円から大幅減額となります。

スタジアム名は「東北電力ビッグスワンスタジアム」で変わりはありません。

原発停止による燃料費増大などに伴う経営状況の悪化を受けて東北電力は当初、契約を延長しない予定でした。

延長を決めた理由について東北電力は「新潟県側から強い要請があり、総合的に判断した」としています。

新潟県都市整備課は「名称は広く県民に定着しており、延長を要請した」と説明。


新たに命名権取得企業を短期間で探すのが難しいことも命名権料金を引き下げてでも契約延長を求めた理由とみられます。

東北電力は、収支悪化を受けて新年度の早い時期に電気料金を引き上げる検討を進めています。



今回の契約延長に伴う支出は、新たな料金の原価には算入しない方針。

新潟スタジアムは、サッカーJ1アルビレックス新潟の本拠地。

東北電は2007年、命名権を初めて取得し、10年3月に3年契約を更新していました。