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加藤二郎さんの工房引き受け手を探しています

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大野部焼と呼ばれる焼き物を編み出した陶芸家の故・加藤二郎さんの工房(新見市哲西町大野部)の引き受け手を遺族が探しています。

工房は、敷地約200平方メートルに登り窯(長さ約10メートル)のほか電動ろくろ2基、ガス窯、土の中の空気を抜いて粘り気を出す「真空土練機」などを備えて住居やギャラリーもあります。

加藤二郎さんは、旧哲西町出身。

高校卒業後、カナダの美術学校で陶芸を学び1979年に本格的に作陶活動を始めました。

窯変によって鮮やかな赤や深緑など多彩な色を生み出し1984年に日本伝統工芸中国支部展で入選。

三越銀座店(東京)で個展を開くなどしたが、96年に42歳の若さで亡くなりました。

工房は妻で彫金作家の百代さん(61)が管理。

現在は、岡山市中区平井に創作活動の拠点を置き、新見市に戻る機会が減ったことから陶芸家に活用してもらうことを決心しました。

住居部分も含めて売却を考えており、今月中にも新見市運営の「空き家バンク」に登録されます。


問い合わせは、新見市企画政策課(0867-72-6114)まで。