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漁業者原子力災害復興対策協議会・東電に被害説明

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東日本大震災の大津波で、甚大な被害を受けた福島県双葉郡浪江町などの漁業者約10人は、沿岸部の浪江町請戸などに公益立ち入りし、東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示で回収できない船や漁網・漁具などの被害状況を東京電力に説明。

東電は、損壊状況の一部を確認し、賠償を検討する考えを明らかにしました。

立ち入りは、相馬双葉漁協請戸・富熊支所の組合員でつくる「漁業者原子力災害復興対策協議会」(島強会長)が実施。

この日は、東電福島補償相談センターの担当者6人も現地を訪れ、現状を把握しました。

東電の担当者は「漁船の撤去作業で損壊したケースが確認できた。賠償内容を検討する」と話しました。

二本松市に避難する浪江町請戸の漁師渡部春治さん(77)は「原発事故さえなければ、今ごろ漁を再開していたかもしれない。久しぶりに海を見て漁に出たくなった」と話してくれました。


漁業者原子力災害復興対策協議会によると、避難で十分な管理ができず、漁船や漁網・漁具が回収できなかったり撤去作業で船が壊されたりしたケースがあったと指摘していました。