シュルトゥン遺跡からマヤ暦最古のカレンダーと王の壁画発見
グアテマラの熱帯雨林にある古代マヤ文明のシュルトゥン遺跡からこれまで発見されたものの中では最古とみられる9世紀初期のマヤ暦のカレンダーと壁画が見つかりました!
発掘調査を行った米ボストン大学などの研究者が記者会見で発表しました。
マヤの暦の解釈をめぐっては今年12月に暦が終わり、それが世界の滅亡を意味するとの説も出回っています。
しかし今回見つかったカレンダーには、滅亡へのカウントダウンに当たるような内容は見当たらなかったそうです。
滅亡説の根拠となっているのは、マヤの長期歴が今年12月21日で終わるという解釈。
しかし研究チームによれば、マヤの研究者の間ではこの解釈が誤りであることは以前から知られており、この日を境に新たな歴が始まる節目の日にすぎないそうです。
壁画の文字の解読にかかわったテキサス大学の考古学者デービッド・スチュアート氏は「マヤの暦はこれから先、何十億年にも何兆年にもわたって続く」と強調!
壁画はシュルトゥン遺跡を調べていたボストン大学の研究者が2010年に発見しました。
一帯は30年ほど前に荒らされた跡がありましたが、さらに発掘を進めたところ極めて良好な状態で保存されたマヤの王の肖像画が発見されました。
壁画は9世紀初期の家屋のような構造物の天井と3面の壁に描かれています。
家屋はマヤの書記官の仕事場だったとみられアーチ型の天井が付いていました。
カレンダーとみられる壁画は、点と線を使って月の動きが6カ月の周期で記録されていたようです。
研究者によるとシュルトゥン遺跡のほとんどが未発掘のままで今回の発見はごく一部にすぎないそうです。
調査団は今後も発掘調査を続ける予定。
今回の調査結果は11日の科学誌サイエンスに発表されます。
発掘調査を行った米ボストン大学などの研究者が記者会見で発表しました。
マヤの暦の解釈をめぐっては今年12月に暦が終わり、それが世界の滅亡を意味するとの説も出回っています。
しかし今回見つかったカレンダーには、滅亡へのカウントダウンに当たるような内容は見当たらなかったそうです。
滅亡説の根拠となっているのは、マヤの長期歴が今年12月21日で終わるという解釈。
しかし研究チームによれば、マヤの研究者の間ではこの解釈が誤りであることは以前から知られており、この日を境に新たな歴が始まる節目の日にすぎないそうです。
壁画の文字の解読にかかわったテキサス大学の考古学者デービッド・スチュアート氏は「マヤの暦はこれから先、何十億年にも何兆年にもわたって続く」と強調!
壁画はシュルトゥン遺跡を調べていたボストン大学の研究者が2010年に発見しました。
一帯は30年ほど前に荒らされた跡がありましたが、さらに発掘を進めたところ極めて良好な状態で保存されたマヤの王の肖像画が発見されました。
壁画は9世紀初期の家屋のような構造物の天井と3面の壁に描かれています。
家屋はマヤの書記官の仕事場だったとみられアーチ型の天井が付いていました。
カレンダーとみられる壁画は、点と線を使って月の動きが6カ月の周期で記録されていたようです。
研究者によるとシュルトゥン遺跡のほとんどが未発掘のままで今回の発見はごく一部にすぎないそうです。
調査団は今後も発掘調査を続ける予定。
今回の調査結果は11日の科学誌サイエンスに発表されます。