松川洵子ちゃん平郡東小学校入学おめでとう!

山口県柳井市の南約20キロ、瀬戸内海に浮かぶ平郡島で、島唯一の小学校が9年ぶりに開校し、島唯一の児童、松川洵子ちゃん(小学生)の入学式が行われました。

平郡東小学校は2003年、最後の卒業生を見送り休校してしまいました。

島の人口423人のうち8割を65歳以上が占め、20歳未満は松川洵子ちゃんだけ。

島の人は「学校が再開すれば若い人も増えるのでは」と活性化を期待しています。

父親の潤さんが横浜市からIターンしたのは5年前。

幼い松川洵子ちゃんがフェリーで片道1時間40分かかる本土へ通学するのは困難なため、柳井市は旧校舎の跡地に小さな校舎を新築。

校長と教員1人を迎え開校準備を進めてきました。



新たに就任した中原誠輔校長は「入学式ができることを本当にうれしく思います。いろいろな機会をとらえて学校と地域の絆を深めていきたいです」とあいさつしました。

入学式の終わりには、およそ30人の島の住民も一緒になって校歌を歌いました。

ピンク色のランドセルを背負って学校の前で記念写真を撮った松川洵子ちゃんは「これからお勉強に頑張りたいです」と話していました。

平郡島は、60年前にはおよそ3800人が住んでいましたが、過疎と高齢化で現在はおよそ420人まで減り、住民の8割が65歳以上です。



平郡島では、小学校の再開に合わせて地域を盛り上げていこうと島民運動会と小学校の運動会を一緒に行うということです。

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