日本初の時刻表発見!吉川侃利さん
福井県福井市足羽3丁目の吉川侃利さんが1872(明治5)年に日本で初めて鉄道が開通した際に作製された「東京(新橋)-横浜駅間」の時刻表を市内の古書店で見つけ入手しました。
吉川侃利さんは、戦前の鉄道に関する資料を収集しており、50年近く全国各地の古書店を巡ってきたがこれまで見たことがなかったという希少な資料。
「長年の念願だった。店で見つけたときは夢みたいでした」と大喜びです。
吉川侃利さんは、絵はがきや地図、切符など鉄道関連資料のほか明治から昭和前期の県内各地の町並みや船舶、旧日本軍などに関する資料を収集しています。
収集資料は、スクラップブック200冊を超えるそうです。
時刻表は、1枚の紙でタイトルに「汽車出発時刻および賃金表」と書いてあります。
東京、品川、川崎、鶴見、神奈川、横浜の5駅の各駅間料金を記してあります。
出発時刻は、東京、横浜駅ともに1時間おきで、午前が8~11時の4回、午後は2~6時の5回。
所要時間は53分。
運賃は、車両によって上等、中等、下等に分けられ、上等になるほど高く設定されています。
料金の単位は「両、分、朱」が使われ「小児4才までは無賃十二才までは半賃」との表記があります。
紙は薄くところどころ虫食いと思われる穴が開いているそうです。
時刻表に作製年代の記述はありませんが1972年に当時の国鉄が刊行した「日本国有鉄道 百年写真史」に同じ時刻表の写真が「最初の時刻表」と紹介されています。
鉄道博物館の五十嵐健一学芸部主任によると、この時刻表は「郵便報知新聞」の付録として配られたことを示す資料があるそうです。
「当時は新聞購読者は限られており極めて少ない範囲でしか流通していなかったのではないか」と。
今後もコレクションに意欲を示す吉川侃利さん。
「収集は自分がまだ知らない部分を埋めていくジグソーパズルのようなもの」
今後は「鯖江駅や旧金津駅などまだ見たことのない戦前の駅舎の写真や絵はがきを手に入れたい」と。
吉川侃利さんは、戦前の鉄道に関する資料を収集しており、50年近く全国各地の古書店を巡ってきたがこれまで見たことがなかったという希少な資料。
「長年の念願だった。店で見つけたときは夢みたいでした」と大喜びです。
吉川侃利さんは、絵はがきや地図、切符など鉄道関連資料のほか明治から昭和前期の県内各地の町並みや船舶、旧日本軍などに関する資料を収集しています。
収集資料は、スクラップブック200冊を超えるそうです。
時刻表は、1枚の紙でタイトルに「汽車出発時刻および賃金表」と書いてあります。
東京、品川、川崎、鶴見、神奈川、横浜の5駅の各駅間料金を記してあります。
出発時刻は、東京、横浜駅ともに1時間おきで、午前が8~11時の4回、午後は2~6時の5回。
所要時間は53分。
運賃は、車両によって上等、中等、下等に分けられ、上等になるほど高く設定されています。
料金の単位は「両、分、朱」が使われ「小児4才までは無賃十二才までは半賃」との表記があります。
紙は薄くところどころ虫食いと思われる穴が開いているそうです。
時刻表に作製年代の記述はありませんが1972年に当時の国鉄が刊行した「日本国有鉄道 百年写真史」に同じ時刻表の写真が「最初の時刻表」と紹介されています。
鉄道博物館の五十嵐健一学芸部主任によると、この時刻表は「郵便報知新聞」の付録として配られたことを示す資料があるそうです。
「当時は新聞購読者は限られており極めて少ない範囲でしか流通していなかったのではないか」と。
今後もコレクションに意欲を示す吉川侃利さん。
「収集は自分がまだ知らない部分を埋めていくジグソーパズルのようなもの」
今後は「鯖江駅や旧金津駅などまだ見たことのない戦前の駅舎の写真や絵はがきを手に入れたい」と。