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9月, 2020の投稿を表示しています

赤いバナナ、ツチアケビ、腐生植物

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竹やぶに細長くて赤い実が鈴なりになっているのを近くの住民が見つけました。 見つけたのは竹やぶを所有する檜本光義さん。 散歩中に見慣れないピンク色の花が目に留まり、その後観察を続けると、真っ赤な実が実りました。 草丈は約70センチで長さ7、8センチの実が40個ほど付いています。 正体はラン科のツチアケビでした。 菌類と共生して落ち葉を分解する「腐生植物」で、暗い林床に生えるので気付きにくいのですが、全国に広く分布しています。 種子が軽いので風で飛んできたり、どこかで種を食べた鳥がふんを落としたりして、1本だけ生えた可能性があるという事です。 アケビに似るのが和名の由来です。 実は生薬に使われています。 多年草なので来年も花や実を付ける可能性があります。 檜本光義さんは「長年住んでいるが、こんなん初めて。トウガラシにもサツマイモにも見える。最初は気味が悪かったが、愛着が湧いてきた。台風で倒れないよう、支柱を立てて見守る」と話してくれました。

アプリーレアンブレラスカイ

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美容院「APRIRE(アプリーレ)」のテラスの上空に色とりどりの傘がつるされて通り掛かる人の目を引いています。 新型コロナウイルスの感染拡大で地域の雰囲気が沈み込みがちな中、店主の三水芳信さんが「小さな幸せになればいい」と発案しました。 店では雨の日、三水芳信さんが入り口で傘を差して帰る客を見送っています。 雨が上がって傘をテラスに干していた時、その光景が「なんだかかわいらしい」と感じて「アンブレラスカイ」と銘打った企画にしました。 傘の色は4種類です。医療従事者への感謝を込めた青色に加え、それぞれ「癒やし」「愛」「朗らかさ」をイメージした緑、ピンク、オレンジ色の計41本を用意しました。 閉店後の夜間は店舗の外壁を照らすライトに傘がきらめき、昼とは違った幻想的な風景が楽しめます。   APRIRE 長野市稲里町中央4-10-10 TEL.026-283-1900 平日 9:00~17:00 日曜祝日 9:00~16:00 毎週月曜日・第1、第3火曜日定休

へたから育てたパイナップルが実る

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小林宏さんの自宅庭で鉢植えでへたから育ててきたパイナップルが実りました。 小林宏さんは10年ほど前、旅行で訪れたハワイのパイナップル畑で、現地の農家から「へたを植えればパイナップルが育つ」と聞きました。 半信半疑だでしたが、7年前、スーパーで購入したパイナップルを食べた後、へたを鉢植えにしました。 次第に大きくなって4年前に初めて実り、地元の小学校に贈りました。 3年前には再びへたから育て始めました。 冬場は低温を避けるために簡易の温室に入れるなど、丹精込めて育てたパイナップルは、直径11センチほどになりました。 小林宏さんは「今月下旬までは食べずに眺めるつもり。無事に大きくなり、食べるのがもったいない」と話してくれました。 南国の香りが、過ぎゆく夏を惜しませてくれます。

トロバス里帰り出発式

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  立山黒部アルペンルートの関電トンネルで2018年まで運行したトロリーバスを保存する長野県大町市の事業で、最後の1台を大町市へ運ぶ「トロバス里帰り出発式」が、富山県高岡市で行われました。 補助バッテリーを使ったデモンストレーション走行をした後、車体をトレーラーに載せ、両市の関係者が手を振って見送る中出発しました。 トロリーバスは夜間に輸送し大町市に到着しました。 点検や塗装をし直して、扇沢駅(大町市)近くの扇沢総合案内センター前に設置されます。 10月中の公開を目指しています。 トロリーバスは1964年から54年間、黒部ダム駅(立山町)―扇沢駅間を走っていました。 全15台あった車両は解体されることになっていましたが、鉄道愛好者の自営業善光孝さんらの要望で1台が残されていました。 これを保存しようと大町市が呼び掛け、インターネットで資金を募る「クラウドファンディング」で485人から646万5千円が寄せられました。

ヨシの繊維を活用した布マスク

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  織物製造会社「高麻」が琵琶湖岸のヨシの繊維を活用した布マスクを開発し高島市観光物産プラザで販売を始めました。 さらりとした肌触りが特徴です。 高麻の中村正博社長が得意先から「高島ちぢみの他に高島らしさが感じられる商品はできないか」と促され、昨夏ごろからヨシを使った布作りを始めました。 ヨシを細かく砕いてチップ状にし、マニラ麻の繊維と混ぜて糸を撚りました。 縫製業者に委託してワンピースやズボンを仕立てると、得意先から「肌触りが良い」と好評を得ました。 新型コロナウイルス感染症が拡大する中、中村正博社長は商品の端切れを使った布マスク作りを考案し、縫製業者に製造を委託しました。 素材は、同社近くの湖岸で刈り取ったヨシとマニラ麻を使用しています。 マスクはベージュとグレーの2色。 1枚800円。 中村社長は「湖水の浄化や多様な生物を育むヨシ群落の保全に貢献したい。マスクをきっかけにヨシの布製品が新たな高島の特産品になれば」と話してくれました。   会社概要 会社名 高麻株式会社 所在地 〒520-1511 滋賀県高島市新旭町藁園2001-1 電話番号 0740-25-2287 FAX番号 0740-25-2288 代表者 代表取締役 中村正博 高島市観光物産プラザ 所在地 〒520-1501滋賀県高島市新旭町旭一丁目10番地1 TEL 0740-25-5500 FAX 0740-25-5571 開館時間 8:30~22:00 (たかしま・まるごと百貨店 10:00~18:00、MIZUcafé Cocco 9:30~17:00) 休館日 12/29~1/3 駐車場 57台

メロンの王様アールスメロン

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  福井県坂井市の三里浜砂丘地でアールスメロンの収穫が最盛期を迎えています。 アールスメロンは、メロンの王様と呼ばれています。 1株から1玉だけ育てる高級品で香り高くジューシーなのが特長です。 坂井市三国町浜四郷地区では、生産者37人が約4・4ヘクタールで栽培しています。 生産者によると、長雨と猛暑で管理は難しかったそうですが、香りや甘みなど出来は上々だということです。 アールスメロン生産者の田島一郎さんは、ハウス12棟計約40アールで栽培しています。 午前4時半から作業を開始。 直射日光を防ぐため、新聞紙をかぶせて育ててきたアールスメロンを1玉ずつ切り取り、200玉を収穫しました。 JA福井県によると、新型コロナウイルスの影響で今年は例年よりも需要が少ない見込みです。 消費拡大のため福井県内の小中学生に給食で味わってもらいます。 アールスメロン収穫は10月下旬まで続きます。 約6万8千玉を福井県内のほか、関西、中京方面に出荷されます。

ナンバー自動読み取り装置、車検切れ車両を瞬時に発見

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  車検切れ車両を瞬時に見つける「ナンバー自動読み取り装置」を用いた街頭検査が行われました。 国土交通省東北運輸局山形運輸支局と山形県警本部などの19人が、山形市長谷堂の国道348号で取り締まりをしました。 ナンバー自動読み取り装置は2018年10月から東北地方で運用が始まりました。 ナンバーをカメラで撮影し、国交省のデータベースと瞬時に照合します。 当該車両を約1.5秒で検知し、連動するパソコンの画面にナンバーが通知される仕組みです。 後方で待機する警官が誘導し、効率的に取り締まれます。 通常の検問では1台ずつ停止させるため、約2時間で100台しか調べられませんでしたが、ナンバー自動読み取り装置を使うと約4倍の433台を調査できました。 この日の取り締まりでは、車検切れの車両はなかったものの、違反灯や窓への装飾板の取り付けで整備命令書の交付を受けたトラックが1台ありました。 高橋勇一首席陸運技術専門官は「無車検は危険なため、適切に整備してほしい」と話しています。

福澤百里江さん、園田彩華さん、脇山葵さんに感謝状

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唐津署は、電子ギフト券の購入によるニセ電話詐欺の被害を防いだとして唐津市のコンビニのパート従業員3人に感謝状を贈りました。 3人はセブンイレブン東唐津駅前店の福澤百里江さん、園田彩華さん、脇山葵さん。 近所の80代男性が電子ギフト券5万円分の購入に訪れました。 福澤百里江さんが応対し、お年寄りの購入は珍しく高額だったことに疑問を抱きましたが、男性が「パソコンに入力して自分で使う」と話したため販売しました。 交代で勤務に入った脇山葵さんらにその旨を伝えていました。 30分後、再び男性が電子ギフト券2万円分の購入に訪れました。 脇山葵さんと園田彩華さんが理由を尋ねると「電話口で『(さっき買った)ギフト券の番号が読み取れない』と言われ、追加購入を促された」と話したため、詐欺を疑って近くの交番に相談するよう勧めました。 被害防止に貢献した3人は「まさか自分の職場で起きるとは。従業員同士の日頃のコミュニケーションがあったから、連携して防ぐことができた」と話してくれました。