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1月, 2020の投稿を表示しています

初みそぎ、エイサー、岡八幡宮

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岡八幡宮で境内の滝に入って心身の汚れをはらう「初みそぎ」が営まれました。 初みそぎは毎月営まれています。 今回は伊賀市内や奈良県、京都府などから男女13人が訪れました。 神事では拝殿で太鼓が打ち鳴らされる中、大井宮司が祝詞を読み上げ、参加者は正座して頭を下げ厳粛な空気が流れました。 男性はふんどし、女性は白装束に着替えて滝の前に集まると「エイサー」と声を上げながら舟のかいをこぐ動作を繰り返して体を温め入水しました。 一人ずつ「エイッ!」と気合を入れ、勢いよく流れ落ちる滝に身をさらしました。 寒さに体をこわばらせる参加者もいましたが、みそぎの最中は全員が六根清浄は五感と意識を清らかにすることを意味する「はらいたまえ、清めたまえ、六根清浄!」と繰り返し大声で唱えました。 大井貞夫宮司らが落差三メートルほどの「洗心の滝」で水を浴びて新年の幸せを祈り気持ちを新たにしました。 この日の最低気温は氷点下1.9度。 神事が始まった午前10時ごろは2.7度でした。 岡八幡宮 住所 〒518-1151 三重県伊賀市白樫3638 電話番号 0595-20-1828

人工知能(AI)技術を活用した交通障害自動検知システム

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福井河川国道事務所は、降雪時の立ち往生車両を早期に見つけるために2018年度から国道8号で試行的に導入している人工知能(AI)技術を活用した交通障害自動検知システムを強化しました。 AIを導入する監視カメラを倍増して車両の動きを分析するシステムにしました。 2020年度の本格運用を目指しています。 福井県、石川県境の国道8号で最大約1500台の車両が立ち往生した2018年2月の記録的な大雪を受け、福井河川国道事務所は10台のカメラにAIを導入して運用を始めました。 2020年度は、導入するカメラを国道161号を含めて20台に増やしました。 交通量や車両速度を分析していたこれまでのシステムを変更し、10秒の動画を10枚の静止画に分け、車両の位置の違いから「停止」や「混雑」を判定します。 200秒後にも判定することで、過剰検知を避けます。 福井河川国道事務所の道路情報室では、主に警察や道路利用者からの情報提供やカメラの監視で交通障害を把握します。 雪害時には増員して対応しますが、広報や電話対応などにも追われます。 AIの導入により、立ち往生の早期発見や初動対応の迅速化につなげます。 システムのデモンストレーションが福井河川国道事務所で報道陣に公開され、平井義博副所長は「いち早く立ち往生車両を発見し、措置を施すことが大事。AI技術を活用できればより効果的な監視ができる」と話してくれました。

張り子人形叶天神さま

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射水神社は、勉学の神様として信仰されている天神様(菅原道真公)にちなんで、張り子人形「叶天神さま」を受験生などに授与しています。 射水神社は昨年、古くなった天神様の掛け軸などを焼納する祭儀「越中天神 清祓奉納」を初めて実施しました。 奉納した掛け軸や木像の代わりに天神様の張り子人形を授与しました。 受験生などから合格祈願に人形を希望する声が寄せられたため、試験合格と学業成就を祈願する人形として200体を準備しました。 高さ6センチ。 初穂料800円。 富山県内では長男が誕生した際に母方の実家が天神様の掛け軸を贈る習わしがあります。 正月に床の間に飾り、子どもの勤勉を奨励します。 加賀前田家の祖先が菅原道真公とされていることから富山県内に広まったとされています。 自宅に正月に飾った掛け軸などは伝統的に25日に片付けるため、受験生が勉強机に飾ったり、自分の掛け軸を持っていない次男や女性に贈ったりできるように神社が企画しました。 神職は「天神様の信仰は代表的な越中文化。人形に見守られ、『サクラ咲く春』を迎えてほしい」と話しくれました。 射水神社 〒933-0044 富山県高岡市古城1番1号(古城公園内) Tel 0766-22-3104(社務所) 0766-22-0808(結婚式場) Fax 0766-21-3715 参拝時間・受付時間 社務所・授与所 9時~17時 参集殿・結婚式場 9時30分~18時

マツヘリカメムシ、青リンゴのような甘い香り

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マツヘリカメムシが石川県内で初めて採集されました。 マツヘリカメムシは、青リンゴのような甘い香りを出すカメムシです。 見つけたのは、昨秋石川県白山市の石川県ふれあい昆虫館を訪れた能美市湯野小学校の本多柚音君と友人。 発見の経緯などをまとめた専門誌の論文に発見者として名前が載りました。 本多君らは昨年10月下旬、ふれあい昆虫館屋上の展望台の壁に張り付く1匹のマツヘリカメムシを発見しました。 臭いはずなのに青リンゴのようなにおいがする、と不思議に思い、すぐ渡部晃平学芸員に見せました。 展望台で新たにもう1匹が見つかり、こちらも採集しました。 石川県内で初めて標本として記録される昆虫と判明しました。 マツヘリカメムシは体長約2センチ。 体は黒褐色。 後ろ足が葉のような形をしています。 松の害虫として主に北米で生息しています。 国内では2008年、東京で初めて見つかりました。 今では秋田県から九州地方まで分布しています。 石川県内では輪島市沖北約50キロにある舳倉島で、写真記録が残されています。 発見を受け渡部晃平学芸員が論文を執筆しました。 発見者として本多柚音君らの名前を盛り込み、専門誌「月刊むし」に掲載されました。 渡部晃平学芸員は「本多君たちがいなければ、見つからないままだった。こうした発見はどこにでも眠っている」 本多柚音君は「発見して触った時は手が震えた。もっとたくさんの珍しい昆虫を見つけたい」と話してくれました。 本多柚音君の趣味は、昆虫採集です。

しらうお丼、季節の風物、上品な味わい

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しらうお丼の販売が、はまぐりプラザ内食堂「はまかぜ」で始まりました。 しらうお丼は、春を告げる高級魚シラウオをふんだんに使った季節限定メニューです。 サケの仲間であるシラウオは漁が解禁されたばかりで、店の目の前にある赤須賀漁港で初競りが行われました。 シラウオは小さい体にうまみがぎゅっと凝縮され、上品な味わいが特徴です。 シラウオをふんわりと卵でとじた丼で、地元産ハマグリの吸い物かシジミのみそ汁が付いて1500円です。 今のところシラウオ漁は順調で素材に不足はありませんが、日によっては営業時間内に提供を終えることもあります。 昨年は漁獲量が少なく、二月初旬には販売を終了しました。 今年は三月初旬まで予定です。 はまぐりプラザ 〒511-0033 三重県桑名市大字赤須賀86−21 TEL 0594-22-6010 はまかぜ営業案内 火曜定休日 午前11時30分~午後1時30分まで(オーダーストップ 午後1時)

鋳造、初吹き、鋳込み

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梵鐘の製造で全国シェアを六割以上占めている高岡市戸出栄町の高岡銅器鋳造会社「老子製作所」は、氷見市堀田の浄土真宗本願寺派「明善寺」から依頼された梵鐘の初吹きを行いました。 新年最初の鋳造を初吹きと呼び、今年は令和初めての鋳込みです。 老子製作所の元井秀治社長は「地元とも言える氷見市の梵鐘の初吹きが無事にできて良かった。一年間に20~30基を鋳造している」と話し、今年一年間の受注に期待しました。 明善寺の山崎正真住職と門信徒約10人が初吹きに立ち会い、クレーンでつり下げた取鍋から真っ赤に溶けた1000度以上の銅合金が鋳型に流し込まれました。 明善寺は浄土真宗宗祖の親鸞聖人750回忌の記念事業として再鋳を計画。 大きさは、高さ約138センチ、外口径は約75センチ、重さは約525キロ。 鐘銘には京都・本願寺の鐘銘と同じ文字が浮き出されます。 三月中旬の納品を心待ちにする山崎住職は「多くの人の協力で、新しい梵鐘の音を野山に響かせることができる。門信徒に念仏の声を広げていきたい」と話してくれました。

にらくら祭り 300年以上続く伝統

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にらくら祭りが三重県尾鷲市九鬼町で行われました。 にらくら祭りは、ふんどし姿の男たちが泥をかけ合って豊漁や無病息災を祈願するお祭りです。 にらくら祭りは、漁師が海でウニを踏んでけがをしないようにと、焼き払って供養したのが始まりとされています。 ウニの地方名「ニナ」がなまったのが祭りの名称の由来と伝わっています。 300年以上続いています。 住宅街の一角にある高さ1メートルの石垣で囲まれた「にらくら」が舞台です。 薪の消し炭を海水で溶かした泥を石垣の中に用意して、ふんどし姿の男衆4人が2人ずつ入り、俵をたたきつけて泥水を散らしたり、相手に手で泥を塗り付けたりしました。 続いて子ども3人も中に入り、大人たちに泥を塗りたくられました。 最後に魚市場に移動して全員で海へ飛び込んで身を清めました。

たも網をモチーフにしたお守り 幸福をすくって

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多久比礼志神社は、たも網をモチーフにしたお守りを元日から15個限定で授与します。 林文雄宮司の手作りで、幸福をすくってほしいとの思いが込められています。 林文雄宮司は、鮎釣りの全国大会に出るほどの釣り好きです。 40年以上前からたも網や投網を手作りしています。 多久比礼志神社は鮎釣りで有名な神通川が近く、3年前からは釣り人の安全と大漁祈願を込めて木彫りの鮎のお守りを制作しています。 今回のお守りは、魚だけでなく幸運もつかみ取る事を願って、カラフルな釣り糸で編まれた直径5センチほどのたも網が主役です。 山から拾ってきたカヤの木でフレームを作り、シカの角を柄にしました。 1個作るのに3日かかるため大量生産はできません。 たも網に鮎のお守りを付けたものと、好きなお守りを付けるたも網だけのものを用意しました。 今後は希望があれば注文を受けて作っていく予定です。 林貞文禰宜は「釣りが好きな神主の技術の集大成」と話してくれました。 価格は2500~3000円です。 多久比礼志神社 住所 富山県富山市塩690 電話番号 076-467-0194