パリで地歌舞伎披露 ジャポニスム
ジャポニスムが開かれているパリで岐阜の伝統芸能の地歌舞伎が地方の魅力-祭りと文化の大トリ披露されました。 島流しが舞台の近松門左衛門「俊寛」を岐阜県中津川市の加子母歌舞伎保存会、喜劇「戎詣恋釣針」を岐阜県下呂市の鳳凰座歌舞伎保存会が上演しました。 色鮮やかな衣装に身を包んだ役者が、登場人物の望郷の念や喜び、困惑を演じました。 地歌舞伎に初めて触れた図書館勤務、オード・ペリゴーさんは「専門の役者ではないと言うけれど、経験豊かなプロの演技。対照的な演目に引き込まれた」 無事上演を終え加子母歌舞伎保存会の岡崎隆彦保存会長は「舞台を通じて日本人の精神性を感じてもらえたならうれしい」と話してくれました。 ジャポニスムは、日仏友好百六十年を記念する文化と芸術の祭典です。 日本とフランスの両国が連携し、芸術の都フランス・パリを中心に世界にまだ知られていない日本文化の魅力を紹介する大規模な複合型文化芸術イベントです。