清内路かぼちゃお菓子開発

清内路かぼちゃを広めようと、長野県阿智村清内路の清内路かぼちゃ保存会と長野県高森町のお土産専門商社「信州芽吹堂」が、お菓子の商品開発に取り組んでいます。

試作品が仕上がり、阿智村役場清内路振興室で試食会が行われました。

試作品は、ケーキ、ミルフィーユ、かぼちゃバター。

清内路かぼちゃは、収穫前のため別のカボチャを使用。

ペーストにして、ケーキやミルフィーユはスポンジの生地に練り込み、バターは30%の割合で混ぜ込みました。

試食会には、清内路かぼちゃ保存会や地域おこし協力隊、信州芽吹堂から6人が参加。

「おいしいけれどカボチャの味が弱い」「カボチャの味はするけれど甘い」など、味や香りについて率直な意見を出し合いました。




今後は三種にかぼちゃまんじゅうを加えて試作を重ね、甘い清内路かぼちゃに適した商品を決めます。

販売開始の目標は、ハロウィーンがある十月末。

信州芽吹堂の担当者は「保存会の思いも形にしたい」と話しています。

清内路かぼちゃは、甘みが強く断面がハート形。

種子の保存と栽培技術の伝承を図り、有志が2011年に清内路かぼちゃ保存会を発足。

清内路かぼちゃの純化や地域振興への活用を進めています。

清内路かぼちゃは、信州の伝統野菜です。


清内路かぼちゃについて

長野県の伝統野菜に認定されている「清内路かぼちゃ」は明治期に北海道へ導入された「デリシャス」が冷涼な気候地帯に適する品種として清内路に土着したと思われます。

皮の色は灰緑色になり輪切りにすると断面がハート形になる特徴的な形状を呈しています。

非常に甘みが強く煮崩れしないカボチャで地元では天ぷらや煮物として利用されています。

1株に1~2個しか収穫できない貴重なかぼちゃですが、日持ちが良く、状態がよければ1月頃まで美味しくいただくことができます。

現在、この種子の維持と栽培の伝承を目的に、清内路かぼちゃ保存会が栽培を行っています。

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