長崎オランダ村ファーム、オオバ売り上げ9300万円

旧長崎オランダ村駐車場にビニールハウスを構え、オオバ(青ジソ)を生産している「長崎オランダ村ファーム」が6月で会社設立から丸10年を迎えます。

化学合成農薬を使わずに栽培するオオバは、市場で人気が高く、長崎県内をはじめ九州、中国、四国、関東にまで広がっています。

長崎オランダ村ファームは、旧西彼町がオランダ村跡地を活用する運営企業の公募に応じ、2004年6月に会社を設立し参入。

2005年からオオバの出荷を始めました。

現在、長崎オランダ村ファームでは、約7千平方メートルのハウス内に高さ約50センチの高設棚を並べ、オオバの根に液肥を噴射する「ミスト農法」で約3万株を栽培。

年間約2300万枚の葉を生産し、売り上げは約9300万円。

過去、病害虫が発生してハウスのオオバが全滅したことが何度もありましたが、薬品を使わずに安心・安全なオオバを育てるという栽培方法は変えませんでした。

害虫の天敵となる虫を放つことで駆除する方法を2009年に導入し、生産が安定しました。


現在、社員とパート合わせ約30人が働いています。

長崎オランダ村ファームの村山宜宏社長は「化学合成農薬を使わないことで差別化を図ってきた。高い値が付き、葉の色もきれいでおいしいとの褒め言葉をもらい、自信につながっている」と話しています。


今後は、オオバの生産を堅持するだけでなく、これまで培った生産技術を応用して別の作物の栽培にも取り組む計画を練っています。

一方、オランダ村再生に取り組んでいる西海市まちづくり推進課は長崎オランダ村ファームについて「10年間の実績があり、雇用の面でも地域に貢献している」と高く評価しています。

(株)長崎オランダ村ファーム

長崎県西海市西彼町鳥加郷2303

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